今日は、ドイツ人の視点から日本のここがスゴイと思うところを連載する企画「ここがスゴイよ日本と日本人」の9回目です。
今日のテーマは、日本の郵便システムです。私はドイツにいる時にはあまり宅配サービスを利用していませんでしたが、日本に来てからはよく使うようになりました。この前も水とお茶をまとめて24本ずつ注文して、家に配達してもらいました。そうした日本の配達サービスで感じたスゴイ所が、3つあります。
その1:決められた時間に届く
1つ目は、きちんと決められた時間に届くことです。日本人にとって、2-3時間の区切りで配達時間が選べるのは普通ですか?これはスゴイですよ!ドイツでは午前と午後の2つからしか選べないし、午前希望にしていても午後に届くことがあります。また、荷物が来ないで不在届けが入っていることも時々あります。たまに来ないってどういうこと?と思うでしょう。これは例えば、荷物が重いのに階段を登る必要がある場所に送る場合にあることです。そういう時は1階であきらめて、不在届を入れる人もいます。ドイツでは数回不在届が入ると届けてもらえなくなり、自分から品物を取りに行くルールです。こうしてしまうことで、配達の人は重い荷物を届ける業務から離れることができます。
しかし日本では、例えば夜7時-9時と指定すれば、きちんとその時間に来てくれます。私はエレベーターがついていない3階の部屋に住んでいますが、水とお茶24本も決められた時間にきちんと届きました!
ちなみに以前、予定の時間よりも早く朝の6時半に配達が来たことがありました。その時は、「早くて大丈夫でしたか?すみません。」と配達の人が謝っていました。私としては「早く届けてくれたのに、なんで謝るのかな?」と不思議な感じでした。
その2:自動音声システム
2つ目のスゴイ所は、自動音声システムです。ドイツではオペレーターが電話を受けて、配達の時間などを決めます。しかも、日本のように当日に配達してもらうことは無理で、早くても翌日からの配達となります。不在番号や希望の日時を打ち込む自動音声システムはとても便利なので、ドイツでも早く実現してほしいです。
その3:サービス精神
3つ目は、サービス精神です。日本の郵便局は、とてもサービスが良いですね!いつも笑顔です。この前私は、物を送る時にテープを付け忘れてしまいました。でも郵便局の人は、丁寧にテープを止めてくれました。ドイツのDeutsche Post(郵便局)だと、間違いなくテープ代を請求されますよ。
ドイツにはDeutsche Post(ドイチェ・ホスト)という、日本の郵便局に当たる組織があります。ですが、まだまだ日本のようにシステムが整ってはいません。ですが、ドイツが勝っている部分が1つだけあります。それは、切手の自動販売機です。ドイツでは郵便局が閉まっている時に、自動販売機で切手を買ってポストに出すことができます。
ちなみに、ドイツのポストは黄色です。郵便局の色も赤ではなく黄色ですよ。私は日本に来た時、ポストを探すのにスゴく迷いました。赤ではなく黄色をイメージしていたからですね。
13 thoughts on “ユリアのここスゴ9回目:日本の郵便事情がスゴイ”
ユリアさん、おめでとうございます~。
(ブログがもらえたってことは、ユリアさんの実力が評価された結果だからですよね。)
郵便のことですが、
決まった時間に届くのが当たり前だと思っていました。
だから、ドイツの郵便事情を知って驚きました。
郵便屋さんがあやまったのは、予定があったからかもしれないからですよ。
たとえば7時以降に家にたどり着くのがわかってる。
だから7時ごろにつくように頼んだ。
帰宅後、宅急便を待っていたら6時半の不在連絡が入っていた。
というような感じで。
こじゅんさん、
ありがとうございます!こちらのブログにようこそ!
いいコラムが書けるかどうかわかりませんが、頑張りますよ!
日本の郵便はすごいですよ!外に雨が降っても、雪が降っても、台風の時も、いつも、きちんと決まった時間を荷物を届くのをありがたいです。
予定と違って、誤ったのですか!なるほどです。ただ、私がいない場合、予定に合わせて、郵便屋さんはもう一度来ると思いましたが、不在連絡しかもらわないのでしょうか?
初コメです。こんにちは。
日本の切手はコンビニでも買えます。
自動販売機は良いと思いますが、郵便物の重さや大きさで料金が変わるので、コンビニで量ってもらい、切手が貼れるのは便利です。
コンビニによってはポストまで、レジ前にあるので、貼った後にそのまま投函できて楽ですよ。
もうたろさん、コメントどうもありがとうございます!
切手はコンビニで買えて、便利ですね!私も何回も手紙のための切手買ったことがあります。ですが、コンビニのスタッフはパートだけで、重さや大きさにたいして、郵便物の相談はあまりできない感じをしますが、その場合自動販売機と同じ問題点があるかもしれませんね。
日本は技術進歩の国なので、ドイツより賢い、衡器や大きさはかるレーザー光線が入り自動販売機を作れそうと思いますよ。もうたろさんはどう思いますか。
今後どうもよろしくおねがいします。
ユリアさん。興味深いレポートありがとうございます。成る程、確かにそのように言われてみると日本の郵便の皆さんは頑張っておられるんですね。笑顔でサービスされるのは気持ちが良いですね。偶然ですが、地元の郵便局の「お客様サービス部」の方の名刺に貼られている写真は、思いっきり笑顔です。ちなみに15年程前、具体的な国名は書きませんが、東欧のとある国を訪問した折り、ホテル、鉄道、観光の受付の殆ど全ての応対する人の笑顔がありませんでした。物凄く不思議な記憶が残っています。
Hiroさん、コメントどうもありがとうございました!
少しだけも気に入ってくださって、嬉しいです。
ドイツでのいいサービスか悪いサービスは、勤務者の気分によるものになってしまいます。 気分がいい時、笑顔で優しくお客さんを扱っていますが、気分が悪い時にサービスも悪くなる傾向があります。
Hiroさんもある国の不思議な経験は、そのスタッフの気分が悪かったことのせいだったかもしれませんね。
なので、日本人のサービスは素晴らしいと思います。
ドイツの素晴らしい点は、切手自動販売機の他にも3点あります。1点目:自分の勤務していたフランクフルト市内の職場ではパソコンとカードリーダーみたいなものを接続して切手と同様なシールをプリントアウトしていました。2点目:不在に時、近所の家に預けられることもあり、フレンドリーな近所付き合いのきっかけが作れる事 3点目:何といってもドイツから日本への送料が格安な事です。日本からの国際郵便はかなり割高です。ちなみに日本はドイツの郵便会社システムを参考に民営化に踏み切りました。両国の素晴らしさがミックスされる事を期待します。(^-^)/
noshirosさん、ドイツの自動販売機の素晴らしい3つの点を認めてくださって、ありがとうございます。
ドイツから日本への荷物を送る場合、日本より安いですね。 わたしも最近ドイツにいるお姉ちゃんにプレセント送りましたが、あまり重くなくても、5000円かかってしまいました。。。ドイツからのは2000円ぐらいですが。
日本のいいサービスとドイツのまま安いオファーで、
日本とドイツのポストの混合は、素晴らしいことになりそうですね!
話は変わりますが 以前ベルリン市内にある「THE STORY OF BERLIN」を訪問した時に施設の解説を日本語でされていましたか? 人違いなら大変すみません。
違いますよ~。似た人がいましたか?
昔 切手の自動販売機見ましたけど
うさぴょんさん、
コメントありがとうございます。
日本には様々は自動販売機があって、今のところにみたことがないですが、切手の自動販売機があったら不思議じゃないですね。
もしもう一回に切手の自動販売機を目にしたら、ぜひ写真を送ってください。