今回の日本のココがスゴイと思える、ここスゴのTopicは、日本の作業の人達の丁寧な仕事についてです。
日本に住んで、以前引っ越しをした時のことです。
引っ越しの人が家にやってきますが、その時、エレベーターや、廊下に、クッションか、毛布のようなものを置き、とても丁寧に運んでいました。
新しい家に到着しても、同じように丁寧に運んでくれて、カーペットなども丁寧に配置してくれました。そして、最後に、引っ越しが終わったら、元の場所も、新しい場所も、きちんと掃除までして帰って行きました。
こうした作業の丁寧さは、ドイツでは考えられないもので、とてもびっくりしました。料金もそんなに高いプランでなかったのにです
また、今、私の家とイーコムの事務のとなりでは、ビルの工事をやっています。ドイツでも工事はありますが、違いは、ビルをビニールのシートでかぶせて、ホコリなどが周りに行かない心遣いです。また、そばの駐車場には、車にほこりがかからないようにビニールのシートが被せてありました。
とても丁寧で、清潔な日本の作業のやり方を強く感じました。
それと同時に、外から見える部分をこれだけ丁寧にやっているのだから、中の建て方もきっと丁寧に丈夫に作られているのだろうなぁと感じました。
日本の丁寧な作業は、過剰だと言われることもありますが、みんなの安全や気持よい生活を考えたら理解できると思います。
皆さんは、どう考えますか?
6 thoughts on “Juliaのここスゴ11回目:日本の作業する人達の丁寧さ”
初めまして
毎回、ここスゴ楽しみにしています。
さて、建築現場でよく見かける光景、日本では「養生(ようじょう)する」と言います。
お書きの引越しでも、シートを引いたり、テープを張ったりする事を養生すると言いますね。
引越し業者さんから、養生しておきます・・・ という言葉を聞きませんでしたか?
本来の意味は、まだお客様に引き渡す前の状況において大事な製品を作業ミスや劣化から保護するという意味なんですが、拡大解釈され一般化しています。
建築、塗装業者だとよく聞くワードだと思いますよ~
因みに、マスキングテープも養生テープと言ったりします。
Macbookさん、初めまして。興味深いのコメントどうもありがとうございます。
こちらのブログ少しだけでも気に入ってくださって、嬉しいです。
最初「養生する」と読んだ時、引越し業者さんの養生に関するフレーズと思いました。ですが、macbookさんの説明読んでから、「そういう意味か!」と分かるようになりました。知らないことでしたので、とても面白かったです。
こちらのブログ今後どうもよろしくおねがいします。
これから申し上げることは「本来の日本人」の話であって、決して「現代の若い日本人」にもあまねく適用されるわけではない、と最初にお断りしておきます。
日本人は「自分が半端な仕事をすると恥ずかしい」民族です。
なぜかといわれたら、日本人なんだからしょうがねえだろ、としかいえません。
スピードだけは速いが安全性がでたらめの高速鉄道や、故障もしていないのに雨漏りのする車なんぞ、そもそも作ること自体が恥であり、やろうとしない以前にそんな仕事をする概念そのものがないのです。
自分の仕事は、とことん高めたいと思う。
自分の仕事でなくても、自分のできることは何かを自ら探して実践する。
国際的に、ずいぶん損をしてると思いますよ。
「ノルマはこなしたぞ、何が悪い」で済ませる民族なら、もっと楽でしょう。
でも日本は「楽したがる奴のことを、半端仕事ってぇんだ」。
半端仕事で豊かになるくらいなら、日本人はまっとうな仕事で貧しいことを選ぶのです。
だから日本人の仕事は、世界中のわかる人にはわかってもらえるのだと認識しています。
ドイツの頑固一徹の親方と、通じるものがあるんじゃないかな。
Seineuxさん、
日本人の考え方の詳しい説明どうもありがとうございます。
「仕事を適当する」ことは周りの人はどう思っているかあまり関係がなくて、自分でした仕事を自分で満足する方が大事だと考えられていると思っております。
ドイツでも日本の商品が高いと思われていますが、「高いからクオリティがいい」との意識もあります。
やはりいいものを作られるため時間と能力が必要で、たくさんのお金をかかってしまいますね。特に建物を建てると、お金ではなく、そちらのアパートに住む人の安全さを考えたほうがいいです。 そういう意味で日本の建設業を尊敬しています。
Juliaさん、はじめまして。
いつも楽しく読んでいます。
引っ越しや建築現場での「養生」。
相手のことを考えたサービスという面と、業者側の「クレーム回避」という面もあると思います。
引っ越し作業が終わった後、「乱暴に運んだから○○が壊れた!」「床が傷ついた!」なんてクレームにつながった場合、事実関係について争ったり保障したりということは、大変だしお金もかかってしまいます。
何より人の大切な持ち物や家を傷つけたということになると、責任の取りようがありません。
自分たちも、後日気分の悪い思いをしないために、養生に養生を重ねるようになったのだろうと思います。
まゆりさん、返信が遅くて、失礼いたしました。
養生に関する説明、どうもありがとうございます。ただ日本の作業の人達のサービスの丁寧さだと思っていましたが、それより他の人に迷惑をかけて欲しくない考え方の方が影響を及ぼしていますね。
こちらのブログ今後どうもよろしくお願いします。