語学習得に、語彙力は最も重要だと考えます。
語彙が不足すると主に次のような症状が出ます。
○初心者の場合:
口から英語が全く出てこない。話している途中で詰まる。または日本語に逃げてしまう。ーこれは語彙不足から起こることが容易に想像ができますね。
○初中級者の場合:
会話が広がらない。相手の言っていることが理解できない。
⇒自分も意思疎通が限られた語彙の中で行うため、会話が限定されてしまう。ボディーランゲージで逃げてしまう兆候があります。
○中上級者の場合:
英語を使った後の疲労感が半端ない。
⇒会議やプレゼンなどで英語を使っていて頭がとても疲れませんか?その場合語彙欠乏症の可能性が高いです。理由は、まず相手の言っている不明な語彙を推測したり、自分の側から出てこない語彙を別の表現に言い換えたりして、余分なことに脳みそをフル回転させているからです。語彙が豊富な人であればそうした余計なことにパワーを使わないため、語彙欠乏症の人に比べて楽に英語を使うことができるのです。
○上級者の場合:
自分の英語が幼稚に聞こえる。相手に少し鼻で笑われたことがある。
⇒帰国子女の人を中心にありますが、ビジネス語彙などが不足しているため場違いなカジュアルすぎる英語を使ってしまったりします。他にも英文丸暗記で覚えた方は応用が効きづらく、同じ語彙や表現ばかりを使ったりします(本来なら言い換えや別の語彙などどを多用できると知的な感じがします)。そのため聞き手側からすると、話せるけど幼い英語の話し手に聞こえてしまったりします。
語彙強化対策:
ではどうしたらよいのでしょうか?>続きを読む