オンライン英会話のレッスン、音質がよくクリアだと、相手に与える印象もいいですし、何より、聞きやすいのはいいことですよね。
ここでは、普段見過ごしがちだけど、レッスン品質にとても影響する『音質向上策』についてお話します。
1.ヘッドセットって何? 必要?
ヘッドセットとは、ヘッドフォンとマイクが一緒になったタイプで、普通2000円くらいで購入できます。
正直あった方がBetter。
ただし、ヘッドセットおよびその設定がよくないと、つけても意味がない(ない方がよい)ということもあるので、この記事の2以下に注意してください。
例えば、Iphoneでマイクとイヤホンをつけて話す方がいますが、あの感じです。
つけなくても電話で話せますが、付けた方が、より相手の声がはっきり聞こえ、相手にも自分の声がより伝わります。
繰り返しになりますが、iphone, ipad、ノートパソコンはなくても不便はしないこともあります。
ただしデスクトップパソコンは、ヘッドセットがないと相手に声が聞こえません。
2.ピンプラグではなくUSB接続式の方が音はよい
ヘッドセットは接続方式で2種類あります。
2股に分かれたピンプラグタイプと、USB接続タイプです。
・スマホ(iphone), Ipadタイプーピンプラグ接続
・それ以外のPC, Mac全般ーUSB接続
がよいでしょう。
理由としては、USBタイプの方が、中に小型のオーディオデバイスが入っていて、ノイズがなく、音質がよいからです。
ピンプラグ型だと、パソコンの場合、パソコン内部のサウンドデバイスを使って音を伝えます。
この結果、ズー、ズー、ウィーン、ブーンといった、パソコン内部のノイズや、空調ファンの音まで拾ってしまいます。
これが通話の相手には不快な音として伝わってしまいます。
ですので、USB接続のヘッドセットをお薦めしています。
ただし、もうピンプラグのヘッドセットがある場合、右上の写真のように、外付けサウンドオーディオデバイスというUSBタイプのものが2000円くらいで売られていますので、それを噛ませてあげることで、お持ちのピンタイプのヘッドセットがUSBタイプに早変わりします。
3. ヘッドセットを使わない場合、内蔵マイクの場所に注意
スマホやタブレットの場合、ヘッドセットを使わないことがほとんどだと思います。
その場合、音質向上のため、マイクの位置にだけは注意してみてください。
写真の小さな穴がマイクの集音口です。
ここから音を拾うので、
当然、そのマイク口を指や机でふさいでしまうと、相手に伝わる音が極端に聞こえづらくなってしまいます。
できるだけ、集音マイク口を声の通る方向に向けてオンラインレッスンを受けてみてくださいね。
4.無線タイプのヘッドセットについて
時々、聞かれるのが、
「線があると不便だから、無線のヘッドセットってありませんか?」
というものです。
あります。写真のようなタイプで、マイク機能もついています。
しかし実際使ってみたところ、音が少し遅れて聞こえるため、カメラや動画などを聞く時は、唇の動きと、音がずれて変な感じがしました。
ですのでリップシンクロが気にならないという人以外はお薦めがしずらいです。
5.ステレオでも音を出したい
ヘッドセットを導入したとしても、ステレオコンポな外部オーディオ機器を音も流したい、というニーズもあります。
そんなときは、Output音声を二股に分けるスプリッターを噛ませましょう。
わかりますか?
↑写真左下のものがオーディオスプリッターで、300円くらいで購入できます。
このスプリッター(分配器)を間に入れることで、ヘッドセットと、ステレオアンプスピーカーの2つで相手の音声を聞くことができます。
↑こちらは、5つに分配されたスプリッターです。
これがあれば、ヘッドセットと、スピーカー、高級ヘッドセット、無線ヘッドセット、それぞれ同時に出力して、好きな装置で音を聞くことも可能です。
例えば、ヘッドセットを2つつなげて兄弟でレッスンを受けながら、スピーカー再生も入れて、お父さん、お母さんもレッスンの様子を聞く、といった使い方もできます。
6.自分の音声チェックにEcho123
ここまでハックネタとして有用機器を紹介してきましたが、自分の音声が相手にどう聞こえているか、を確かめる方法を書いておきます。
それは、スカイプで、echo123というIDに対して通話ボタンを押すことです。
echo123は、スカイプ社が設定した音声確認のためのボット(機械)IDです。
自動的に通話の音声を録音して、その場でどんな状態かを聞かせてくれます。
時々、自分の音声がどのように相手に聞こえているかを確かめたいときは、試してみるといいです。