皆さんこんにちは~^^Ecomのオルファです。
以前、「アラブ世界で人を褒める時のルール」という記事で、アラブ人がどれくらい迷信を信じているかを紹介しましたね。
今回はアラブ世界で、不幸を招くと言われていることを3つ紹介したいと思います。実際は全て迷信ですがアラブ人にはとても大切なことです。だからこれらの行動をすること、されること、見ることはちょっと嫌ですね。
アラブ地域に行く方や、アラブ人の知人がいる方は気をつけてくださいね。
その1:靴やスリッパを裏返しにすること
アラブ世界の考えでは、家の玄関やお店の入り口などで靴がひっくり返ったままだと、不幸を招くと思われています!
日本人は玄関で靴を脱いだら、きちんとしまう人が多いので恐らく問題ないと思いますけど^^建物に入る時にあまり注意せずに靴をぬぐ人は、気をつけてくださいね。靴が裏返っていると、アラブ人は不吉、縁起の悪さを感じますから。
実はこの迷信、皆信じているのに由来が不明です!(笑)
ただ多くの人が言うには、「玄関の靴が裏返っている人はきっと、家に帰っても落ち着かない人で、周りにも気を遣わず行動していて、自分の無礼には気がつかないだろう」、「そのような人は自分の誤りに気づかないで、不幸な出来事がやってくるだろう」という、「マナーを大切にしない人は不幸になる」考えが元にあるそうです。
この迷信に限らず、アラブ人にとっては「家や場所に入る瞬間」がとても大切です。丁寧な入り方をして挨拶をすれば、アラブ人にとても良い印象を与えることができます!
その2:人の足をまたぐこと
人の上を渡って行くことは、不幸を招くと言われています。アラブ人は大体、椅子ではなく床に敷かれたカーペットに皆が座っています。なので、そのスペースを通る時には間違いなく、人にぶつかります。
相手が足を延ばして座っていても必ず、その足の上をまたがないでくださいね!それをやると、またがれた相手が不幸になる、もう成長、成功できなくなるという迷信があります。
これにもハッキリした理由はないですが、見ために問題があるのでしょう。
人の上をまたぐのは「その人より上に立つ」「その人を無視する」ことを意味しそうな動きですよね。それが段々、「その人を不幸にする」と言われるようになったのかもしれません。
またアラブ人には、はしごの下を通ると不幸を招くという迷信があります。多分これは、「はしごから物が落ちてきたら危ない」とい理由から、迷信になったのだと思います。
その3:左手を使って食べること
この習慣は、アラブ人以外でもありますよね。他の国でも「右は善で、左は悪」という考えがあると思います。アラブ世界では特に、食事のマナーとして大切なことです。
例えば右利きの人が右手で料理を食べていて、途中で左手を伸ばして他の料理を取ったりするのは問題ないです。でも、その左手で取った食べ物をそのまま口に持っていくのは、してほしくないことです。それは今話した「左=悪」という理由と、更に「丁寧に食べない、食べ物を尊敬しない」ように見えるからです。
ただし、左利きの方は無理をして右手で食べなくても大丈夫です。その時は、周りの人に「ごめんなさい、左利きなので左手で食べます。」と先に言っておいた方が良いでしょう。
アラブ世界には迷信がたくさんあるんですね。皆さん、もし信じていなくても、マナーのようなものだと考えてくださいね。アラブ人にとっては大事な習慣なので、守ってくれたら喜ぶと思います。
日本にはこのような迷信がありますか?知らないままだと怖いので、ぜひ教えてください!
3 thoughts on “絶対に守ろう!アラブ世界の、不幸を招く迷信3つ”
これは知らなかったらこわいですね。でも日本でも、左手のこと以外はかなり近い感覚ですね。
日本ではお箸の使い方で印象が大きく変わるような気がしますが、あとはリスペクトの気持ちがあればだいたい大丈夫ではないでしょうか。
سيد تشينامي さん
コメントをありがとうございます~!
!شكرا جزيلا
そうなんでしょうか。お箸のことも覚えておきたいと思います。やっぱり異文化の相互的な把握ができることによって、印象や交流の内容が随分違ってきますよね。ただ、سيد تشينامي さんが仰ったように、笑顔や尊敬は初めての一方ですね!