突然ですが、今日はどんな服を着ていますか?
昔は来ている服が、その人のステータスを表していました。
現在でもスーツや身なり、服の着こなし方でその人のことがある程度イメージできますよね?
これをシンプルに表した名文がこちらです。
第22回
「Kleider machen Leute.」
(服は人を作る)

★意味★:
人は見た目で、その人の内面を判断します。
ですので、第一印象を良くするためには普段の服装に気をつけることが大事だと思われています。
高級そうでキレイな服をチョイスすれば、自分のイメージを改善できます。
しかも、自分の意識も変わってきますよね。
このように「Kleider machen Leute」というフレーズには、人は外見しか見えないので、まずは見た目を大事にすれば印象を変えることができる、という意味があります。
その一方で、見た目はしっかりしていて偉そうな人でも、性格や能力にガッカリしてしまうことがある、という意味もあります。
服装が大事なのは昔も今も変わりませんが、だからこそ内面との差があるのは良くないということですね。
スーツの着こなし方が立派でも、その人が実際に仕事ができるかどうかは、また別の話ですからね~。
ところで、このフレーズがドイツで広く知られているのでしょうか?
それはGottfried Kellerというスイス人作家の「Kleider machen Leute」(日本語では、「馬子にも衣装」というタイトルです)という短編小説の影響です。
この小説は、貧乏な洋裁師が、自分の服の仕立てが立派だったことで侯伯だと思われて、お金持ちの娘さんと結婚できるという内容です。
あなたの周りに、優しい性格や素敵な才能を持っているのに、見た目に気を使っていない人がいたら「見た目もちょっと大事してね、Kleider machen Leuteだから!」と言ってあげてください。
もしくは、性格や才能が見た目と全然合っていない人がいた時も「Kleider machen Leute」を使ってくださいね(笑)
