皆さん、こんにちは、Juliaです。
今日は私が、日本でみつけたここがスゴイと思えるTopicを紹介します。本日はその10回目。内容は、日本の名前の多様性です。普段、私は、仕事でも、日本語を使ってEmailを書いたりしていますが、日本の人の名前には苦労することが多いです。
一応ドイツの大学では、日本語専攻として、「日本人の名前の読み方」という授業を受けて、勉強もしましたが、やはり日本で仕事してみると、聞いたこともない読み方や、音読み、訓読み、どちらで読むのか? など色々と日本人の名前の豊富さ、多様性には驚かされています。
調べましたところ、日本人の姓は、10万種。名は1万種あるそうです。多分これらは漢字だと思うので、同じ漢字で別の読み方などを入れたら、もっともっと増えそうですね。
ドイツなどアルファベット圏の国だと姓名の数はもっと少なく、覚えやすい名前が多いです。そして、ドイツではFamily Nameが、仕事の職業から来ている性質もありますよ。
例えば、
♪Schuhmacher(シューマッハ)さんは、shoehmaker(靴を作る人)
♪Richter(リヒター)さんは、Lawyer(法律家)、
♪Müllerさんは、小麦粉を作っていた人(製粉業者)
などです。
日本だと、地名が元になったと聞きました。山下さんや、山田さん、田中さん、岡田さん、地名だと、色々なバリエーションもあるでしょうし、下の名前も、漢字の美しさや、発音の美しさなどから、色々な名前が生まれていますよね。日本に来て、色々な漢字の名前に出会って、とても楽しく、日本の多様性を感じます。ちなみに、私は、大分県に交換留学で来ていた時、友達から、「由理亜」という名前をつけてもらいました。漢字でJuliaを書くと、また不思議な感じですね!ちなみに、日本人の人名前で、ドイツに来て、あれ?って思ってしまうものを最後紹介しておきますね。
♪Aiさん、ドイツ語のEi(あい)卵を想像してしまいます。
♪Maoちゃん、中国人の代表的な名前なので、中国人の感じがします。
♪Shokoさん、ドイツ語のSchokolade(チョコレート)の短縮形なので、チョコをイメージしますよ。
参考にしてもらえればうれしいです。
7 thoughts on “Juliaのここスゴ10回目:日本の名前の多様性”
ユリアさんがたのしそうでよかったです。
実はわたしのHNも漢字で書くとたくさん出てきます。
私の友人もAiなのですが、卵ということは初めて知りました。
(友人が、『英語では、一人称のIや、眼球のeyeだといわれた』と
教えてくれたのです。)
また一つ勉強になりました。
こうじゅんさん、 コメントどうもありがとうございます。
「こうじゅん」の漢字は何か気になりますね!もしあれば、おしえてくださいませんか?
そうですね、英語で考えてみると、日本人の名前はたくさんの英語の意味があるかもしれませんね。 「ゆう」は「You」を聞いてしまい、お友達のキレイな「あい」は目や私になってしまいますね。
ところで「まよう」という名前は「Mayo」(=マヨネーズ)という発音がとてもにていますよ。 ですが、逆の場合もありますよ! 「Uschi」(うし)という女性の名前がドイツ語にありますが、日本人には「牛」になってしまいますよね。
名前を付ける側に立った経験からのコメント失礼します。
私が息子の名前を決めたときの話です。
生まれる前から考えてはいたのですが、生まれたばかりの彼の顔を見て『違う。似つかわしくない』と直感。実質そこからのスタートでしたのでそれ以前の経緯は割愛します。
最初に求めたのは音。姿形や気配からどんな音が彼から響くのか50音をひたすらお経のようにくりかえしました。
幸い音は2時間程で見当がつきました。
ここから以下の試行錯誤で一週間かかりました(-.-;)
音の合う漢字を探す(漢和辞典とにらめっこ)
探した漢字の意味を確認しつつ、どんな人間になってほしいか思いをめぐらせる。
縁起のよい画数になる組み合わせを試行錯誤。
日本人の9割方が読める名前でなければいけない。
何故なら彼が一生のうちに出逢い、関わる人はあまりに多種多様で、名前が少しでも障壁になって欲しくない。
大それてもなく華美でもなく、男らしくも粗暴でなく、子供の時も大人になっても、年老いても違和感を人に抱かせない名前。愛され、いろんなひとに支えてもらいながらも自分の信念を持つ人として相応しい。
季語はいけない。移り変わるから。
数字はいけない。順列に縛られるから。
人から名をもたせてはいけない、自分ではないから。
細かな有り様は自ら生み出してほしい。
まあ、こんな始末なので、決まらない決まらない。七転八倒の一週間でした(^_^;)
息子ももうすぐ12歳決めた名前に後悔はありませんがひとつだけ気がかりは『堅い名前だなあ』ということ。音は堅くないのでそこは致し方なし。
彼の個人情報なのでどんな名前をつけたか明かすことはできませんが、ある日本人の名付けの経緯から日本人の名前に込められた意図と背景が伝われば幸いです。
長文失礼しました。
しえん
しえん
支援志向さん、
経験を教えてくださって、ありがとうございます!やはり子供に名前を付けることは決まりにくい過程ですね。
日本でも、ドイツでも、出産前に名前を決めておいても、実際、生まれたばかりの赤ちゃんの顔を見ると、選んだ名前は違和感をする場合多いです。
ですが、名前の音と漢字を選ぶことは両親の一つの楽しみだとずっと思っていましたが、支援志向さんの話しを聞いて、楽しみより悩み事だと分かりました。ドイツでは「音」とその意味に名前を選ばれていますが、漢字の悩みがなくて、両親には楽かもしれませんね。
今日は日本人の考え方がもっとわかるようになって、大変勉強になりました。
初めてコメントさせていただきます。
「ここスゴ」の10回目 (漢字で数字を書くと、十回目)
そして、Julia さんの名前を漢字で書くと 「由理亜」との事ですが・・・
「由里亜」 と縦書きにすると 裏から読んでも「由里亜」と読めますね。
「十回目」 も縦書きにしてみると、裏から読んでも「十回目」
左右対称形の漢字は、裏からでも同じように読めます。
板に縦書きして、上下を中心で止めると、風で板が回転しても
常に「由里亜」、「十回目」と読めますね。
この様に文字で遊ぶのも日本人の面白いところかも知れません。
rikyu-sanさん、コメントどうもありがとうございました!
鏡文字だと考えたことがないですが、言われてみれば、「十回目」「大人」「自由」などの言葉すごいですね!rikyu-sanは他の興味深い言葉を教えてくださいませんか?
鏡文字は他の言語にもあると思いますが、ちょっと少ない感じをしています。けれども、言葉は遊びがたくさんありますよ。
例えば「Anna]という名前は前から後ろから読んでも「Anna」になります。
こちらのブログどうもよろしくお願いします。
追伸です。
文字での遊びでは、もちろん 「回文」は外国語でもありますよね。
(前から読んでも、後ろから読んでも。意味が同じもの。
文章の最初からと最後からの意味です)
ローマ字でも、大文字表記では紙の裏から読んでも同じように読める言葉はありますね。