Ecoのユリアです。Guten Tag!
皆さんもう晩ご飯は食べましたか?今日は、物事を味付けで例える慣用語を紹介したいと思います。
第16回
“Etwas Würze verleihen“
(薬味を入れる)
「Die Würze」は「香辛料」で「verleihen」は「借りる」という意味です。ですが、ここでは「あげる」という意味で使われています。「香辛料をあげる」を綺麗に翻訳すると「香辛料を付ける」「薬味を入れる」となりますね。
このフレーズは意味通り料理を作る時に使うこともありますが、それだけではありません。
料理を作るときに味付けはとても大事ですね。どれだけ高い食材を使っても、味付けが足りないと美味しく食べられません。自分で作った料理には薬味を入れることで、より良いものになります。
そのイメージから、普通のものを面白くする時に「薬味を入れる」とたとえます。
他の言い方では「die Würze fehlt noch」(味付けがまだない)と言うこともあります。この場合は「まだ普通で、特別なものではない」というニュアンスになりますね。
☆使用例☆
A:「Wie findest du meinen Entwurf für den Vortrag?」
(発表の原稿はどう思いますか?)B:「Nicht schlecht. Aber da fehlt noch Würze. Aber du musst den Vortrag noch ein bisschen Würze verleihen. Vielleicht mit ein paar Witzen?」
(悪くないですが、まだ味付けが足りないですね。味付けをもっと濃くする必要があります。冗談とかを入れれば?)
前回紹介したフレーズ「卵の黄身ではない」と使い方が似ていますね。日常会話だけでなくビジネスでも、ぜひ今回紹介したことわざを言ってみてくださいね♪