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面白いドイツ語のコーナーへようこそ!今日はおいしそうな慣用句を紹介したいと思います。 「Einen an der Waffel haben」です。
直訳:何かワッフルにつけてある
意味:頭がおかしい
「Die Waffel」は一般的に「ワッフル」の意味です。「haben an~」「~につけてある」を意味しています。
「einen」は「あるもの」です。そのため、「Einen an der Waffel haben」は「何かワッフルにつけてあるあるもの」として直訳ができます。ワッフルの上に、かわいらしいチョコソースがかけてあるということでしょうか? それとも、通常とは異なる変なものがつけてあるのでしょうか?
実は、こちらの「Waffel」はお菓子のワッフルではなく、昔のドイツ語で、「口」を意味していました。
現在はもう使われていませんが、こちらの「Waffel」は、「唇が落ちてしまいそうなほど大きな口」の意味でした。そこから派生して「waffeln」という動詞ができて、「ナンセンスを話している」「無駄話をする」というマイナスの意味をワッフルは持つようになりました。
そのため、「waffeln」をしている人は、変な話をする、頭のおかしい奴!との考え方が作られました。
ですので、「口に何か(変なことが)ついてある」という言い方は、Einen an der Waffel habenになりました。
こちらの慣用句は文字通りちょっと失礼になるので、使うとしたら、気を付けてくださいね。 ビジネスには使えなくて、仲がいい友達や家族などにも、気を付けて使ってくださいね。
使い方は、こちらの例で見ておきましょう
A: Ich habe gestern mein ganzes Geld meinem neuen Freund gegeben. (新しくできた彼氏に、昨日すべての貯金を渡しました。)
B: Bitte was? (なんって?)
A: Ja, er hat Geldprobleme und ich wollte ihm helfen. (うん、お金には困っているみたいで、助けようと思いました)
B: Du hast wohl einen an der Waffel! Von dem wirst du nicht wieder hören.
(ワッフルに何かつけてあるだろう!=頭がおかしい!バカ! その彼氏はお金を持って行って、もう消えたでしょう)
こちらの会話の中にはAさんはとてもバカなことをしました。Bさんはその話を信じられなく、頭がおかしい人しかしないことだろうとしてしまったので、Du hast wohl einen an der Waffel!と言いました。
こちらの場合には、友達に注意をしているので、厳しい言い方を選んだわけです。 バカな話をするときには、理解ができないことをしたしまったときには、こちらの慣用句が使えます。
身近なワッフルから意味が派生した面白い表現フレーズでした。