ドイツの面白い言葉:Schleckermaul(ぺろぺろなめる口)

Julia Ecom(イーコム)

Ecomのユリアです。お元気ですか?
今日はドイツ語の面白いフレーズ紹介、第12回です!今回の言葉は「Das Schleckermaul」です。
この言葉は、教科書にはあまり書かれていない2つの言葉が組合わさっているので、少し分かり辛いと思います。
「schlecken」という動詞は「ablecken」と同じ意味で、日本語にすると「ぺろぺろなめる」という感じの言葉です。つまり「Schlecker」は、ぺろぺろとなめる人のことです。「das Maul」は動物の口で、よく「der Mund」(口)の代わりに、汚い言葉として使われています。ただこの場合の「das Maul」は、可愛い口という意味です。
そういうことで「das Schleckermaul」を直訳すると、「ぺろぺろなめる口(鼻面)」となります。ちょっとわかりにくいですね。ドイツ語のまま理解したほうがよさそうです。

 

ドイツの面白い言葉:Schleckermaul(ぺろぺろなめる口)
さて、実際はどういう意味でしょうか?言葉のイメージ通り、美味しく食べることに関連した言葉です。
美味しい物を食べた時は、口の周りを舌で舐めることがあると思います。美味しい物を食べる理由は、ただお腹をいっぱいにするためではなく、味を楽しみたいからですよね。このような、食べ物が大好きな人は「Schleckermaul」と呼ばれています。美味しそうに食べている人に対して「Du bist ja ein richtiges Schleckermaul」(あなたは流石、「ぺろぺろなめる口」だね)と言えます。

ちなみに、甘い物が好きな人に関しては「Naschkatze」(つまみ食いする猫)と呼びます。美味しい食べ物全般が大好きな人は「Schleckermaul」です。

「Das Schleckermaul」をもっと可愛く言うために、「chen」をつける場合もあります。「Schleckermaul」は「Schleckermäulchen」になり、これはよく若い子供に使われています。写真の子供も「Schleckermäulchen」に見えますね!

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