ドイツ語で兄弟や姉妹はどうやって区別するの?

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こんにちは、EcomのJuliaです。
ドイツ語から日本語の翻訳をしている人によると、一番困る点は人の間に明確な関係(年齢など)がないことだそうです。例えばドイツ語の小説でずっと「Schwester」(妹・姉)とあっても、年齢などが書いていないのでお姉ちゃんか妹か翻訳者は分かりません。「多分妹だろう」と思って半分ほど翻訳してみると、やっぱりお姉ちゃんだった!と分かることもあるみたいです(笑)
そこで今日は、ドイツと日本の家族の呼び方を見てみましょう。日本の家族は、お互いの年齢に関する名前で呼びあっています。「太郎くん」は妹から「お兄ちゃん」と呼ばれて、両親も太郎くんを「太郎」と呼びます。両親はお互いに「お母さん」「お父さん」と言いますね。
しかし、ドイツの家族はどうでしょう?兄弟は年齢がどれだけ違っても、いつも下の名前で呼びあっています。お姉ちゃんでも弟でも、名前で呼びます。ちなみに学校の生徒たちも後輩・先輩に関係なく、お互いのことを名前で呼びます。
ドイツ語には、年齢の違いがないのでしょうか?日本語みたいに強くないですが、両親はたまに兄弟姉妹の年齢を区別して呼びますよ。「klein」(小さい)と「groß」(大きい)という言葉を名詞にして子供を呼びます。
ドイツ語では形容詞の語尾を変えると、名詞を作ることが出来ます。規定冠詞(der, die, das)の場合は女性・男性でも「e」で終わりますが、不確定の冠詞(ein, mein, kein)の場合は女性の場合「e」、男性の場合「er」を語尾に付けます。

 

ドイツ語で兄弟や姉妹はどうやって区別するの?

 

そのためお姉ちゃんは「die Große」、あるいは「meine Große」お兄さんは「der Groß」、あるいは「mein Großer」で、妹は「die Kleine」「meine Kleine」、弟は「der Kleine」「mein Kleiner」になります。
例えば家族の集まりで、お母さんに「na, wie geht es deiner Großen?」(君の姉娘は元気にしている?)と聞かれたとき、「Der Großen geht es gut. Aber der Kleinen nicht so」(姉娘は元気にしているが、末女はそうでもないけど)という風に使えます。

 

日本人からすると、年齢で呼び方に差がないのは少し違和感があるかもしれません。でも、関係をあまり考えなくていいので会話がちょっとだけ楽になると思いますよ。
いかがでしたか?日本語とドイツ語のちょっとした違い、他にもあれば教えてくださいね!

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