フランス語の名文、諺『うさぎを置く』

Ecom講師 Olfa

Bonjour! Ecom@フランス語のオルファです。

友達との約束やデートの待ち合わせで、相手が全く来ないで待たされたことは、皆必ずありますよね。

今日は、そのシチュエーションで使えるフランス語の名文を紹介します。

第11回
「Poser un Lapin.」
(兎を置く)

フランス語の名文、諺 「Poser un Lapin.」 (兎を置く)

このフレーズは、相手が待ち合わせの約束を守らないときにフランス人がいつも使っています。例は以下のとおりです。

「Il m’a posé un lapin !」(彼にうさぎ置かされちゃった!)
「Je lui ai posé un lapin hier…」(昨日はうさぎを置いてきました…。)
「Je déteste qu’on me pose des lapins !」(うさぎを置かれるのは大嫌いです!)

相手に待たされた時は、正式なフランス語だと「Il(Elle) n’est pas venu(e) à mon rendez-vous.」(彼(彼女)が待ち合わせに来ませんでした。)と言います。
でも、相手が来なくてイライラしている時に、そんな長い文章が言えるはずないですよね(笑)
自分がずーっとPoireauter(長く待たされる)をして(以前植物名文で紹介した言葉)、相手が着てなくて、間違いなく、フランス人全員に「いやだ、うさぎ置き!」と意味する言葉を聞こえますね!

ではどうして「兎を置く」と表現するのでしょうか?
その由来は少し変わっています。昔のフランスには、日本の芸者のように客をもてなす女性がいました。
男性がそこへ行って最後に何も払わずに「兎の様に」逃げていました。それで「Poser un lapin」と言われていました。「Lapin」は最初、「女性をそのまま置いて出てきた」ことを表していたんですね。
そこから「Lapin」という動物は「騙すもの」「逃げるもの」「お茶目」などのイメージを連想させる言葉になりました。「Poser un lapin」は、特に2つ目のニュアンスが強くなってできたフレーズです
マジックの世界でも、兎を帽子に入れて消すという有名な手品がありますね

ちなみにこの名文は小説や映画にもよく出てくるので、是非覚えてください!

フランス人と約束をした時は、「Ne me pose pas un lapin ce soir !」(今夜兎を置かないでね!)と言ってみると良いですよ^^

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