野菜・果物を使ったフランス語フレーズまとめ【その6】

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecomのオルファです。今まで5回、野菜・果物を使ったフレーズを紹介してきましたが、今回がラストになります!
今回は主に、「玉ねぎ」と「梅」を使ったフレーズです。それではいきますよ~。

Fresh bulbs of onion on a white background

26-Etre aux petits oignons~ 「小さな玉ねぎで~」

「Cuire aux petits oignons」(小さな玉ねぎで煮える)とも言います。これは「精密に」「細かく」という意味のポジティブな言葉です。
相手に細かく気を配ってもらった時や、物事が完全に仕上がった時に使います。相手は人でも物でも大丈夫です。
なぜ玉ねぎなのか、それはフランス料理で玉ねぎを使って、味の調整をするためです。美味しいフランス料理を作るには、玉ねぎをとっても細かく、精密に、少しずつ加える必要がありますからね^^

27-S’occuper de ses oignons 「自分の玉ねぎを気にする」

こちらは上のフレーズと全く別の意味なので、気をつけてくださいね。
「Occupe toi de tes oignons !」(「自分の玉ねぎを気にして!」)とは、あんまり良い意味ではないですね。Ramener sa fraise した時には、この言葉を言われるかもしれません。
つまり、「この問題はあなたと関係ないから、口を出さないで!」という意味です。「Ce n’est pas tes oignons !」(「あなたの玉ねぎではない!」)、「Occupes toi de tes oignons !」(「あなたの玉ねぎを気にして!」)などと言います。
日本人にはおかしく聞こえる言葉ですが、フランスでは子供の喧嘩で一番よく使われている言葉だと思います(笑)また、女性にもよく使われます。

28-Poireauter (faire le poireau) 「リーキをする」

リーキ(leek)とは、地中海で取れる西洋のネギのことです。
リーキは長くて、垂直に立っている植物です。そのため、「faire le poireau」は「動かずにずっと待つ」ことを意味します。フランス語にはAttendreという「待つ」を意味する言葉がありますが、こちらには特に悪い意味はありません。しかし「Poireauter」は否定的な言い方です。
やっと来た友達に対して「J’ai attendu devant la gare」(「駅前で待っていた。」)と「J’ai poireauté devant la gare」(「駅前に待たされてしまった」)のどちらを言うかで、ニュアンスが大きく変わります。
「Poireauter =長く待つ」「Faire le Poireau=長く待つ」「Faire Poireauter=長く待たせられる」といった感じで使います。

29-Une prune 「梅」

フランス語で「梅」には「罰金」の意味があります。例えば車や交通違反での罰金は「Prune」と呼ばれています。
友達が「Je me suis pris une prune !」/「J’ai eu une prune !」(梅を与えられた!/梅をもらった!)と言ったら、それは駐車違反などで罰金されたということですね。
ちなみに「梅」以外の「罰金」を表す言葉に「Amende」があります。この単語、「アーモンド」(「Amande」)と同じ発音です。

正確には「Contravention」が「罰金」という意味の言葉ですが、オフィシャルな場面でしか使われません。
「梅」が使われた理由はわからないのですが、私の友達が「梅がアーモンドより大きいからじゃない?」冗談で言っていました(笑)

30-Pour des prunes 「梅に~」

同じ名詞が使われているのに違う意味のフレーズなので、少し難しいですね。でもこの、「野菜/果物の名文シリーズ」もあと少しなので頑張ってください!
さて、「Pour des prunes」は「A la noix~」(クルミの~)と似たような意味の言葉ですが、使い方が違います。Noixは「くだらないこと」ですが、PruneはNoixと比べたら少しだけ価値があります。
「Pour des prunes」は「一応梅をもらったけど、やった努力に比べれば全然意味がない」というニュアンスです。すごく苦労したことに対してわずかな結果しか出ない時に使います。

31-Raconter des salades「サラダを語る」

このフレーズは、若者よりも大人がよく使います。映画にもよく出てきますね。意味は「嘘をつく」「作り話をする」です。フランス人に、ありえないと思う話をされたら「Tu me racontes des salades ?」(「サラダ話しているでしょ?」)と聞いてみてくださいね。「Dire des salades」 (「サラダを言う」)というフレーズでもOKですよ~^_^

野菜・果物を使ったフレーズの紹介は長かったですね~、ちょっと疲れました(笑)
それは冗談ですが、これだけ野菜・果物を使った名文があることに私も驚きました!今まで紹介した31個の中で気に入ったものがあれば、使ってみてくださいね^^

panier-d-oignons

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