皆さん、こんにちはEcomのolfaです。今日は「アル・ブクール(Al-Bukhur) البخور」というアラブ地域のお香の紹介をしたいと思います。
アル・ブクール(アル・バホールとも言います)البخور は日本のお香と似ているところがあって、面白いです!
ブクール بخور とは香自体のことで、火をつけることで香りを出します。 ブクールبخور を使う時には、「マブカラ (Mabkhara)مبخرة) という容器に入れて燃やします。
マブカラ مبخرة にも色々な形や素材がありますが、その器に入れるべきブクール بخور の種類がもっと大事です。
ブクール香はアラブ世界に独特な物で、とても特別な香りが付いています。例えばアラブブクールは白檀(ビャクダン)、寒天、天然樹脂、エッセンシャルオイルなどが香のベースになっています。
アル・ブクールالبخور には、いい香りをさせるためだけではなく、もうひとつ大事な意味があります。
アラブ人には、ブクールの香りはと
ても強いお守りになると考えられています。家をブクールのお香で守らないと、悪い心霊(邪精)が家に入り込んでしまいます。これは迷信に近いですが、アラブ人が昔から信じていることです。
ブクールのお香が、悪い霊から自分たちを守ってくれるんですね。そのため、アラブ人は身の回りの物にもブクールのお香を頻繁に付けています。
私は子供の頃に、ブクールを焚く意味を知りませんでした。そのためお母さんがブクールを燃やして、家の中が良い香りのする煙で包まれた時には、「これは夢の中の世界だ!」と感じていました。
でも私が15歳位になった時には、お母さんがマブカラを持って勝手に自分の部屋に入ってくるので「もーいやだよー、いきなり部屋に入らないでよー。」といつも文句を言っていました(笑)(ブクールは家の居間だけではなく、全ての部屋で使う必要があります。)
アル・ブクール البخورは、どこのアラブ家庭にも必ず置いてあります。基本的に毎週金曜日(イスラム教聖日)やお祝いの日(この前紹介した、イードの時など)に使います。
イスラム教徒だけでなく、キリスト教アラブ人などもブクールを使います。例えばキリスト教の場合は、日曜日(キリスト教聖日)やクリスマスなどにブクールを使います!
ブクールはアラブ地域の伝統なので、どんな宗教の人でも使います。海外在住のアラブ人も使ったりしますね!
アラブ人には、ブクールを使うときの面白い習慣があります。マブカラを床に置いて、その上を7回渡るのです。これは、ブクールの煙を浴びることで、体の悪いところを治すという意味があります。
これ、日本の神社と似ていませんか?私は初めて日本の神社に行った時、日本人が煙を自分の体にかけているのを見て、「アラブ人がいる!」と思いました(笑)
以上、今回はアラブ地域で使われるお香、「アル・ブクール(Al-Bukhur) البخور」を紹介しました。どうでしたか?
日本のお香も、とてもいい匂いがするので私は大好きです!
お香の種類についてなど、知りたいことがあったらなんでも聞いてくださいね!
2 thoughts on “アラブのお香、アル・ブクール”
初めまして、Akiと申します!
以前、ドバイの友人からmabkharaをいただいたのですが、肝心のdukhoonがありませんでした!
そこで、今回dukhoonを購入しようと思ったのですが、私の好きなvanillaの香りのdukhoon はありますでしょうか!?できれば教えていただきたいです!あと、dukhoon を購入できるオススメのサイトもできれば教えていただきたいです!
お返事お待ちしていますね!