こんにちは!Ecomのオルファです。
先週に続いて、今回はユダヤ教がテーマです。今日は、アラブ世界に住むユダヤ教徒についてお話します。(前編はコチラ)
ユダヤ教徒はアラブの中でも、特にマグリブ地域に多く集まっているイメージですね。
アラブ世界のユダヤ教徒は、主にモロッコとアルジェリア、チュニジアに住んでいます。それ以外にはイラク、シリア、イエメン、(イスラエルができる前の)パレスチナにもユダヤ教アラブ人が暮らしています。
こちらは、ジェルバ島にあるアフリカ大陸最大のユダヤ教会「エル・グライーバ」です。
チュニジアのユダヤ教徒はほとんど、最近紹介したジェルバ島の出身です。ジェルバにあるユダヤ教会「كنيس الغريبة エル・グリーバ」は、アフリカ大陸で最大の教会です。ジェルバ風のデザインで、とっても綺麗ですよ。
ユダヤ教徒のチュニジア人とイスラム教徒のチュニジア人が同じ苗字を持ち、同じ所に住んでいます。
こちらの写真は、後ろの建築の色合いがジェルバらしいですね^_^
男性の被っている帽子は、以前紹介した「シェシェヤ」というチュニジアの伝統的な帽子です。
そしてこの本は、ヘブライ語で書かれています。チュニジア人はアラビア語が母語ですが、ユダヤ教の聖書はヘブライ語で書かれています。そのため、ジェルバの学校ではアラビア語とフランス語以外にも、ヘブライ語のクラスに通うことができます。
チュニジアは、以前紹介したベルベル人などを含めて、本当に色んな人が一緒に生活しています。
ちなみに、他国のユダヤ教徒も「كنيس الغريبة」(エル・グリーバ)を大切な聖地だと思っています。今年もヨーロッパ、マグリブ、中東のユダヤ教徒でLag Ba’omer「ל”ג בעומר」というお祭りが行われます。
アラブのユダヤ教徒については、以上になります。皆さんが想像するより、様々な民族・宗教の人がいますよ。
どうでしたか?感想お待ちしております!