こんにちはー!Ecomアラビア語のオルファです。
ケイファ・ハールクム?^-^
今日は皆さんに、アラビア語の名文を紹介しようと思います。2015年最初ということで、スケールの大きいフレーズですね!
第42回
الآمال الكبيرة تخلق العظماء
エル・エメル・エル=ケビーラ・テクラク・エル=ハデマ
(大望は英傑を作る)
この名文は意味の通りですが、大事なポイントをあげてみます。実はアラビア語を読んでみると「大望」の「كبيرة大きい」がフレーズの真ん中に挟んであることで、希望の大きさにニュアンスが入っています。
誰にでも望みはあると思います。単純に言うとやりたいこと、出来る様になりたいこと、狙っていることなど色々ありますよね。
真剣に一所懸命やることや、不可能に見えるけれど精一杯頑張ることに対して、この名文を使います。ちょっとした希望ではなく、もっと大きな夢ですね。
この名文は「頑張れば成功する」と言いたいわけではありません。本当に偉大な人は、一般人には理解できない希望を抱いています。そして、他人から「ありえない」と思われても自分だけは決して諦めてはいけません。
目標を大き過ぎると思わずに、夢に挑戦してほしいということです。
そしてもう一つ「自分に勇気を与えるのは、自分の心に定めた夢」という意味でも使われます。成功するのに一番大事なことは、まず希望を持つことですね。人間はお金や時間、健康な体があっても、それらは結局夢を実現するために必要な手段です。この手段を使わずにすると、その時は幸せでも実は大きなチャンスを逃しているだけかもしれません。
大事なのは「希望」を持って、自分の才能を信じて決めた方向へ進んでいくことですね。
ということで、今回のフレーズによれば「お金や時間を持っているけれど希望や目標がない」人よりも「何も持っていないけれど、勇気満々で絶対達成したい夢がある」と人の方が良いわけですね。こういう考えを持つ人は、尊敬できますよね^_^
どんな人でも夢を持てば、頑張ることができます。目的が大きければ大きいほど、それに相当する人間になれるでしょう。大いなる希望は大いなる人間を作る、ということです。
貧富の差が激しいアラブ世界だからこそ、このような考え方は生きるために必要なんですね。