イエメンの世界遺産、3つの歴史的な旧市街

olfa

こんにちは、Ecomのオルファです。

先週のブログで、アラビア半島のはしっこに位置する国、イエメンを紹介しましたね。今日は、イエメンにある素敵な街を紹介したいと思います。

 

1.サナア(صنعاء)

 

イエメンの世界遺産、3つの歴史的な旧市街 サナア(صنعاء)

 

イエメンの首都であるサナアは、旧市街がとても有名です。「ノアの方舟」に出てくるノアの息子であるセムという人によって作られた街だと言われています。このエピソードからもわかるように、世界最古の街として知られています!
このような長い歴史による色々な建築や文化のおかげで、1986年にUNESCOの世界遺産として登録されました。ちなみにこのブログで以前「アラブ文化首都」についてお話しましたが、サナアは2004年に、アラブ文化首都となっていました。
前回お話ししたように、イエメンはアラブの国としては珍しく、高地にあるので雨がよく降ります。サナアも標高2,300メートルに位置しているので、そこまで暑くなりません。

サナアには103のモスクと14のハンマーム、そして6000以上の泥で作られた壁の家があります。お菓子みたいに可愛い家がいっぱいありますよ。

 

2.シバム(شبام)

 

イエメンの世界遺産、3つの歴史的な旧市街 シバム(شبام)

 

イエメンは、シバムという街も有名です。こちらは1982年に世界遺産へ登録されました。シバムは「砂漠のマンハッタン」と呼ばれています。なぜなら、シバムは世界最古の高層ビルが建てられた場所だからです!16世紀頃から高い建物が増えて、全体の建物の平均は30メートルくらいだそうです。5階から9階くらいの建物が500以上も残っています。しかもこれらの建物は全て、泥を使ったレンガで作られています。写真をみたらわかるように、素敵な雰囲気ですよね。
このように高い建物が建てられたのは、洪水などの災害や敵の遊牧民との戦いから街を守るためだそうです。

 

3.ザビード(زبيد‎)

 

イエメンの世界遺産、3つの歴史的な旧市街 ザビード(زبيد‎)

 

ザビードは9世紀~12世紀頃にとても栄えた、歴史のある街です。当時は「イエメンのバグダッド」と呼ばれていました。
ザビードはこのような歴史から、アラビア半島の中でもイスラム教の信仰や教育の中心地でした。そのため今でも、サナアの次に多い86ものモスクが残っています。写真にあるように、白い建物が特徴です。
こちらも1993年に古い町が世界遺産に登録されました。ただ、保存が難しかったりするので、危機遺産というリストに入っています。

 

次回は、イエメンの別にある世界遺産を紹介しますね。今回は文化遺産を紹介しましたが、次は不思議な生き物がいっぱい住んでいる自然遺産です!お楽しみに^^

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