コーヒーはアラブで生まれたこと、知ってた？「エル=カフワ」の文化(後編)

みなさんこんにちは。EcomのOlfaです。前回、前々回とコーヒーについてのお話をしてきましたが、今日はいよいよ最終回ですね。

今日はコーヒーの作り方について説明します！

★アラブコーヒーの作り方★

アラブのコーヒーには味に特徴があって、それは材料と作り方に理由があります。

アラブコーヒーは必ず量の少ない、濃いコーヒーです。基本的に、お砂糖は入れずに飲みます。甘いお菓子と一緒に飲むから、バランスを気にしているんですね。今までブログで話してきたように、アラブ人は皆かなりの甘党です^^
また、カルダモンというスパイスがいつもたくさん入っています。

アラブのコーヒーは飲み切った時にいつも、カップの奥にコーヒーの粉が残っています。それは「تفل」(テフェル)と呼びますが、コーヒーを飲んだ時にこのテフェルの部分は飲まないでくださいネ！

テフェルはカップの奥に残しておいて、液体だけを飲みます。それは、残った粉で占いをするからです！アラブでは昔、コーヒーを飲み終わった時に余った粉を小皿に戻して、粉の形を見て占いをしていたんですよ。

★コーヒーに使う器具★

◆「فنجان」(フィンジェン)

これは、アラブのコーヒーカップのことです。伝統的な「فنجان」(フィンジェン)は、手のひらで包み込めるくらいとても小さいです。また、カップに取っ手は付いていません。

◆「ركوه」(ラクワ)

ラクワはコーヒーを茹でるための、小さな鍋です。

「دلة」(ダラー)

ダラーとは、コーヒーを入れる瓶ですね。ダラーは直接火に付けないでくださいね。

★アラブコーヒーの飲み方★

人の家に誘われたら、賓客(一番大事な人)からコーヒーを飲み始めます。そこから反時計回りに、みんなにコーヒーを注いでいきます。飲み終わったら、家の主人にまた注いでもらいます。約2～3回がベストですね。1回だけで断ると「ちょっと不味かった」という風に思われてしまいます。3～4回以上は…飲み過ぎですね(笑)

アラブコーヒーの紹介は以上になります。これで皆さんも、コーヒーのプロですね^^

興味を持って読んで頂いて、ありがとうございます。感想、質問などお待ちしております！