ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い(後編)

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こんにちは!Wie geht es Ihnen? EcomのJuliaです。今日は先週に続いて、ドイツのスーパーマーケットについてお話しますね。(前編はこちら)
ドイツのスーパーは基本的にキャッシュカードでも払うことができますが、ドイツ人はスーパーに行く時絶対に1ユーロのコインを持っていきます。一体、なぜでしょうか?
それは今日紹介する、ドイツの「Einkaufswagen」(ショッピングカート)の特徴に理由があります。
日本のショッピングカートは小さくて、カートのまま使うこともできますが、多くの人がバスケットを入れて使いますね。それと比べてドイツの「Einkaufswagen」はとても大きくて、かさも高いです。ドイツ人は週末に一週間分の買い物をまとめてするので、たくさんな商品が入る大きな「Einkaufswagen」が必要とされているからです。
そのため、ドイツの「Einkaufswagen」には特別な設備が付いています。そこで登場するのが、1ユーロコインです。
ドイツ人はとても勤勉な国民ですが、実際は怠け者の部分もあります。買い物の後に「Einkaufswagen」元の場所に戻さずに、スーパーの駐車場などに適当に置いてしまうことがあります。置き去りにされた「Einkaufswagen」は邪魔になるし、車とぶつかると危ないです。
なので、ドイツでは「Einkaufswagen」をちゃんと戻してもらうために、ショッピングカートのハンドルにコインを入れて使う鍵とチェーンが付いています。

 

ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い

 

「Einkaufswagen」の置き場所で、カートは1台ずつ前のカートとチェーンで繋がっています。そこで1ユーロを入れると、チェーンを外すことができます。つまり、1ユーロのコインを入れないとショッピングカートが使えないのです。

 

ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い

 

そのためドイツのスーパーでは、1ユーロを絶対持っていく必要があります。たまに1ユーロだけでなく、50セントや2ユーロを入れても大丈夫なカートもあります。1ユーロは小銭ですが、ドイツ人は細かいお金も大事にするのでショッピングカートはちゃんと元の場所に戻します。もう一度チェーンを繋げないと、先ほど入れたコインが戻ってこないからです。
この簡単な方法でスーパーの駐車場に置きっぱなしになる「Einkaufswagen」はなくなり、ドイツ人が好きな秩序をもたらすことができました。
1ユーロを常に持ち歩くのが面倒な人には、ビニールでできた「Einkaufswagenchip」(ショッピングカートのチップ)をおすすめします。これを買っておけばいつも財布に残るので便利です。

 

ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い

 

ちなみに、お年寄りや目の見えない人のために、「Lupe」(ルーペ)付きのショッピングカートを置いてあるお店もあります!商品の詳しい情報を見たい時、そのLupeを使えば役に立ちますね。

 

ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い
さらに子供たちには、ミニサイズのショッピングカートがあります。小さいので旗が付いています。私も子供の頃は大人用ではなく、おしゃれな子供のための「Einkaufswagen」しか使いたくなかったです(笑)

 

ドイツと日本のスーパーマーケットの大きな違い

 

みなさん、ドイツのスーパーに行く時には1ユーロを財布の中に準備しておいてね!

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