ドイツの「二日目のパン屋さん」というシステム

staff02みんなさん、お久しぶりです!Wie geht es Ihnen?
Juliaです。
今日は、私のお姉ちゃんが見つけたドイツの面白いお店ネタを紹介したいと思います。13518159_1430764250283112_740058925_o

ドイツでは持続可能(Nachhaltigkeit)は、環境問題とあわせてよく議論されていますが、特に食べ物系の多くの店はNachhaltigkeitがきちんとできてないです。

ドイツ人がよく食べている食材はパンです。 焼き立てパンは一番おいしいですが、いつもフレッシュなパンを作っていますが、やはり売り切れないパンが大量に出てきます。

ですが、焼き立てパンじゃなくても、パンは数日以内ならきちんと食べられるものなので、それらの1日目の売れ残りパンを捨てるのはとてももったいないですよね?
13499558_1430764230283114_1901799427_oそのため、ドレスデンにある、とあるパン屋さんはこちらの解決方法を考えました。
それが、
「tag 2 zwei Bäckerei」(二日目のパン屋)と呼ばれるお店です。

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ローカルの店のパン屋から集まったパンをとても安く売るのです。
例を出すと、
0,10 € helle Brötchen (食パンロール)
0,20 € Spezialbrötchen (特別なパンロール全粒パンなど))
0,30 € Fettgebäcke & Kleingebäcke (ドナツ・クッキー)
0,60 € Kuchen & Konditorei (ケーキ)
0,80 € kleine Mischbrote & Weizenbrote (小さいパン、麦ぱん)
1,20 € große Brote & Spezialbrote (特別なパン、大きいパン 全粒パンなど )

こちらの値段はとても低くて、普通のパン屋の半分や3分の一の値段です。
わかりやすく1ユーロ=100円, 0.1ユーロ=10円くらいで考えてみてください。

どうです?皆さんでしたら、二日目のパン屋さんでも買いたいと思いますか?

ただ、問題点は、そこにあるパンがどこのパン屋のパンなのかは、表示がされません。
これはパンを回してくれたパン屋を守るためですね。
そのために、二日目のパン屋という違う場所でノーブランドパンとして販売しているのです。
この方法のよい点はいくつかあります。

① 元のパン屋さんは気にせずに、残ってもいいので、たくさんの焼き立てパンを安心して作ることができます。そうすると、焼き立てパンを希望するお客さんは品切れにならなくてすみますよね。
② 街には、手作りパンが高くて、味の良い高いパンが買えない人がたくさんいます。二日目のパンは普通のパンより安く買えます。
二日目なので、ほとんど性質は落ちていないので、安くて美味しいパンは買えます。
③ 食品ロスを切り詰めることができ、コスト削減。
④ 環境に優しいです。13493265_1430764243616446_1875725985_o

なみに、二日目のパン屋で残ったパンはどうなるのでしょうか?それも捨てずに、ホームレスのオーガニゼーションに渡します。もし興味があれば、こちらのウェブサイトぜひ見てください(ドイツ語のみ)
http://tagzwei-baeckerei.de/
ちなみに、写真に写っている女性は私の双子のお姉ちゃんです。
分かるかな?

*日本には二日目のパン屋さんのビジネスモデルはまだないと思いますが、ドイツにはない、スーパーのClose時間近くの割引は発達していますよね。

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