皆さん、guten Tag! Wie geht es Ihnen?
2017年に入ったばかりの気持ちがありましたが、もう一年の1/4が経ちましたね。
そろそろ今年のクリスマスプレセントを準備しないといけないですね(笑)。クリスマスもいいですが、その前に、ドイツでは他の重要なイベントがあります。それは、die Jugendweihe(ユーゲントヴァイエ)です。
「Die Jugend」は青少年で、「die Weihe」は「荘厳さ」、あるいは「式」となり、「die Jugendweihe(ユーゲントヴァイエ)」は「青少年の荘厳さ」の意味をします。この翻訳で、もう想像できたと思いますが、大人になるための式ですね。
ですが、「die Jugendweihe(ユーゲントヴァイエ)」は、日本の成人式のようにドイツの18歳の成人年齢のお祝いではなく、14歳・15歳の頃の3月から6月頃に行う式典です。
ちなみに、キリスト教の信者の場合、きちんとキリスト教の教徒になった認証が、同じくらいの年齢にあり、それらは「Konfirmation(コンフィルマツィオン)」と「Firmung(フィルムング)」と呼ばれます。一方で、無宗教のドイツ人の場合、キリスト教の認証に代わるものが必要とのことで、「die Jugendweihe」という儀式ができました。
ちなみに、ドイツの中でもバイエルン州などはキリスト教色が強いので、無宗教向けの「die Jugendweihe」の儀は無いことがありますが、私の生まれた旧東ドイツでは、ソ連時代、キリスト教から離れる政策があって、信仰がほとんどなくなってしまいました。
そのため、旧東ドイツでは、「die Jugendweihe」の式典が多いです。「die Jugendweihe」は、ただの式典だけではなく、その前の数週間、他の同じ年代の若者や先生と集まって、“大人とは何”というディスカッションをします。
これは、大人になるための「Das Vorbereitungstreffen」(準備講習)と言われています。その集まりの中には、宗教・中毒・民族主義・性的特質など、カレントトピックスと出来事について論議をして、大人としての責任の準備をします。
そうしたディスカッションミーティングを経て、式典へと移っていきます。「die Jugendweihe」の式自体は、3月から6月の間に行われます。
若者たちはきれいなドレスやスーツを着て、家族と友達の観衆の前で、スピーチをした後、認定書と花をもらいます。その後、家族と集まって、レストランなどで内祝をし、家族から祝金や、友達からプレセントをもらいます。私は「die Jugendweihe」(青少年の荘厳さ)をしなくて、キリスト教の儀式に参加をしたので、正直言うと、「die Jugendweihe」は参加していません。
ですが、内容は、どちらもほとんど同じだと思います。
身近にドイツ人がいたら、14,15歳の儀式について聞いてみてくださいね。みんなそれぞれの体験を持っていると思います。
*ちなみに、「die Jugendweihe」で大人の証明をもらっても、それは法律上の大人とは違い、ドイツの大人は18歳からです。