Guten Abend, ihr Lieben!EcomのJuliaです。
日本人の方は線香の匂いを嗅ぐと、お寺を思い出すのでしょうか?
実は、日本のお寺に初めて行ってお線香の匂いを嗅いだとき、暑い夏だったのでとても変な感じがしました。なぜかというと、ドイツでお線香を使うのはクリスマスの時しかないからです。
夏にクリスマスの香りがしたら誰だって変に思うでしょう?ドイツのクリスマスの時は、「クリスマスツリー」と、以前紹介した「Adventskranz(キャンドル付きリース)」だけでなく、「Räuchermännchen」も飾るのが一般的です。ドイツ語の「Räucher」は「Rauch」(煙)、「Männchen」は「Mann」に縮小語尾(小ささや可愛らしさを表す語尾。日本語で言うと「~ちゃん」が近いです。)をつけた言い方です。つまり、ドイツ語「Räuchermännchen」は、煙を出す人形、となります。
ドイツで一番売られている「Räuchermännchen」は職人芸で有名なエルツ山脈で作られています。「Räuchermännchen」は雪だるま、木造家屋など色々な形がありますが、その中で最も一般的な「Räuchermännchen」は、お祖父さんの形をした人形です。この人形は二つの部分に分かれていて、足の部分がRäucherkerze」(線香のキャンドル)を置く場所になります。
「Räucherkerze」(線香のキャンドル)に火をつけたら、人形の上半身の部分でフタをします。「Räuchermännchen」の口の部分に穴が開いていて、その穴からもくもく煙が出て、タバコを吸っているみたいになります。
家の形をした「Räuchermännchen」の場合、煙は煙筒から出て良い感じだと思いますよ~。ドイツ定番のクリスマスマーケットでもエルツ山脈で作られた「Räuchermännchen」が買えますよただすべて手作りなので、ちょっと値段が高くなると思います。
エルツ山脈で他にも有名なクリスマス飾りがあるのですが、その紹介はまた今度ということにしましょう!
今日は、この辺で失礼します~。だんだんとドイツの文化が分かってきましたか?
2 thoughts on “ドイツのクリスマスはツリーだけじゃなく「煙人形」が欠かせない!”