ドイツの面白い言葉: Klette(ゴボウの花)

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こんにちは、Ecomのユリアです。
今日説明したいドイツ語の面白い言葉は、みなさんが経験したことある現象を表現しています。今日の言葉は「die Klette」です。「Klette」はゴボウですが、日本人はゴボウと聞くと、長くて茶色い棒の形をした野菜が頭に浮かびますよね。ですが、こちらの「die Klette」はゴボウの花の方を表しています。ゴボウの花は丸くて、外に針がついています。その「Klette」(ゴボウの花)が乾くと、とっても取れやすくなります。しかもゴボウの花は針が多いので、それが生えている道を通る動物や人間に引っ掛かってしまいます。しかもゴボウの花を毛の中に引っ掛けると、とても外しにくいです。スタッフに聞いてみたら、「die Klette」は日本だと「ひっつき虫」と言うらしいですね。きっと、ドイツと同じような花の種類だと思います。

 

ドイツの面白い言葉: Klette(ゴボウの花)

 

じゃあ、「Die Klette」にはどのような使い方があるのでしょうか?髪がボサボサですぐにひっかかる人?もちろん違いますよ。
「die Klette」はひっかけてほしくないし、外しにくい花のことですね。なので「eine Klette」は、いてほしくないのにいつも付いてくる人の呼び方です。
子供の時に、友達と2人で遊びたかったのにあまり来てほしくない人が加わることがありますね。その人を連れて行く時には「Er ist eine Klette」(相手はゴボウの花だ!)と言います。
わかりやすいのは、兄弟の場合です。弟はずっと兄に付いてきますが、兄は弟を面倒くさいと思っています。そういう時「Geh weg, du Klette!」(ゴボウの花、おいで!)と言います。
私も弟がいますが、小さい頃はずっと私やお姉ちゃんと一緒にいたくて付いてきました。私はそれがあまり好きじゃなくて、「Du Klette!」と何回も言いました。優しくないお姉ちゃんでしたね…笑

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