ドイツ人が間違えやすい言葉(前編)

Julia Ecom(イーコム)

こんにちは、EcomのJuliaです。

皆さんは、初めて外国語を勉強した時のことを覚えていますか?

新しい言葉の発音にとまどったり、母国語と関連付けて覚えたり…。

私も初めて日本に来た時は、ありえない言葉を何回も聞いてびっくりしていました。

日本語をドイツ語と聞き間違えていたんですね。

そこで今日は私の経験をもとに、「思わずドイツ語に聞こえる日本の言葉」を紹介したいと思います。

その1:「牛」=「Uschi」

「牛」という言葉はとても短いですが、それでも聞き間違えられることがあります。

実は、ドイツ人女性には「Uschi」(ウシ)という名前があるのです。「

牛」とは発音もイントネーションもそっくりなので、少しでもドイツ語が理解できる日本の方は、「Ich bin Uschi」(私はウシです)と言われたら、笑ってしまうでしょう。

実際、私の知り合いにも「Uschi」さんがいますが、彼女は日本で自己紹介する時は気をつけた方がいいですね。

その2:「まさか!」=「Massaker」

発音はとても似ているのですが全然違う意味を持つドイツの言葉がありますよ!

私は初めて来た時には九州に住んでいましたが、特に男性がよく「まっさか~!」と言っていました。

私は「日本でもドイツ語がそのまま使われていることが多いよ」と言われていたので、「まさか」はドイツ語の「Massaker」(マッサカー)だと思っていました。

「Massaker」はドイツ語で、「虐殺」という意味なんです!

私はその頃はまだ、全く日本語が話せませんでした。

なんとなく「驚いた時に使う言葉かな?」とまでは想像できていましたが、「でもなんで、日本人は驚くと“虐殺”と言うの!?」と真剣に考えていました(笑)

その時は「まぁ、『虐殺』は驚くことだよね」と自分で勝手に納得していました。

ある意味、私の想像力はすごくないですか?(笑)

 

その3:「いや」=「Ja」(はい)

これは、ドイツ語を話せる友達と一緒にいた時の勘違いです。日本人との会話で「いや」と使ったら否定だということはわかかります。

でも「いや」は、ドイツ語の「Ja」(=はい、ヤー)と同じ発音なので、ドイツ語を勉強している人には「今のドイツ語?日本語?」とよく聞き返していました。

「いや」は日本にいるドイツ人だけでなく、ドイツにいる日本人もよく間違えるワードだと思います!

その4:「露天風呂」=「Rothenburg」

この聞き間違いは面白いですよ!

ある日、日本語の授業で「露天風呂に行ったことがありますか?」と聞かれました。

私が「はい、ありますよ!」と答えると、先生はさらに「どこの露天風呂ですか?」と聞いてきました。

「えーと、ドイツでしたが…」と返すと「おー、ドイツにも露天風呂があるんですか?」と先生が言ったので、私はこう答えました。

「もちろんです。だってRothenburgはドイツの街ですから。」

私は「露天風呂」のことをずっと「Rothenburg」というドイツの街だと思っていたのです。

「ろてんぶろ」と「ローテンブルグ」、似ていると思いませんか?(笑)

ちなみに、この聞き間違いのおかげで「露天風呂」という単語は簡単に覚えられました。


ローテンブルグ(Rothenburg)

 

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