みんなさん、Guten Tag! お元気ですか?外国語を学ぶときに、慣用句はとても役に立ちますね。
特にドイツ語の場合、英語の本のように頻繁に本が更新されるわけでもなく、教科書には生きたドイツ語がのらず、ちょっと勉強しにくいですね。
そのため、こちらのブログに、面白いフレーズを紹介したいと思います。今日は「unter der Decke stecken」を紹介したいと思います。
直訳:一緒に一枚の上掛けのしたに居る
意味: 共謀して、一致した行動をとる
「die Decke」は「毛布や上掛け」で、「stecken」は、この場合、「いる」や「隠してある」。「unter」はドイツ語で、「下に」の意味になります。その結果、「unter einer Decke stecken」は、「(一緒に)一枚の上掛けの下に居る(隠れている)」となります。
「一緒に上掛けの下に(隠れて)いる」状態を、私なりにイメージしてみましょう。
子供のころ、両親にばれたくない話があって、それを友達と相談したいです。
ですが、家に隠れる場所がなくて、友達と布団のしたかくして、秘密な計画をします。その布団の中の話は、ミステリアスな雰囲気がありますね。
そのため、unter einer Decke stecken(一緒に一枚の上掛けのしたに居る)は、秘密で、話し合った行動の意味です。
ただ、一般的にこのフレーズが使われるのは、ちょっとネガティブな場合で、「共謀して、一致した行動をとる」ことに当たる慣用フレーズです。
そのため、ある人たちは、何か変なことを計画したと思ったときに、unter einer Decke stecken(一緒に一枚の上掛けのしたに居る)に使います。
プライベートの時にも、ビジネスな時にも使えます。
こちらで母と子供たち二人での会話例を見てみましょう:
母: Wer hat denn die ganze Schokolade gegessen?
(ちょっと、ちょっと、誰がすべてのチョコを食べ切ったの?)
子供1: Was für Schokolade?
(うーん、何のチョコの話なの?)
子供2:Ja, wir haben keine Schokolade gesehen
(そう!チョコなんて全く見ていないよ。)
母: Ach, ihr steckt wohl unter einer Decke. Wer hatte denn die Idee?
(ほら、一緒に一枚の上掛けの下に(隠れて)いたでしょう! 誰のアイデアだったの?)
子供たちはすべてのチョコを食べてしまって、お母さんにばれないように、話あいました。
ですが、お母さんは子供たちの仕草が変だとおもって、彼らたちは共謀して、行動したと思っています。
ちなみに、私の家族の兄弟3人で、いつでもお母さんに対しての秘密があって、よくUnter einer Decke steckenとお母さんに言われたことがありますよ。
もちろん否定しましたが、お母さんはお母さんで、嘘をついたときには、すぐわかってしまいました。
こちらの表現は、ドラマや歴史ものドラマでもよく登場します。「謀ったな!」という意訳がイメージしやすいと思います。