フランスの人気イベントジャパンエキスポ

こんにちは！Ecomフランス語のOlfaです。

先週、フランス中で日本のことがすごい話題になりました。どうしてかわかりますか？それは、毎年パリ郊外で開催される「Japan Expo」(ジャパン・エキスポ)というイベントがあったからです！

ところで、Japan Expoは結構有名なイベントですが、具体的にどういう内容か知っていますか？日本文化の何がフランス人に受け入れられているのでしょうか？今日はそれを、これから説明したいと思います。

Japan Expoは、毎年7月2日～7日に行われるイベントです。1999年に始まったので、今年で15年目になります。来場者は約23万人で、これは主にパリに住んでいる人ですが、それ以外にも日帰りや泊まりで来ている他の地域や他の国の人もいます。ベルギー、イギリス、スペイン、ドイツ、ルクセンブル、スイスなど色んな国の人が来ていますよ。

ちなみに、1日の入場券は8～20ユーロ(1100～2770円)です。日によってイベントに登場する人が変わるので、値段もそれに合わせて変わります。
またプレミアムチケットも存在します。これを使うと、入場の行列や漫画家にサインを描いてもらうための行列などを避けることができます。ただしその分、このチケットは非常に高いです。プレミアムの中にも5種類(Platinium, Gold, Silver, Bronze, Zen)あって、5日間で70～195ユーロ(9700～27000円)まで違ってきます。もちろん、サービスもそれぞれのランクで変わります。

特に漫画家が来ることはJapan Expoで皆が最も期待していることです。大好きな漫画家にサインを描いてほしくても、一般チケットで入って並んだら、描いてもらえる可能性が低くなります。人が多すぎるので、1日中並び続けることになってしまいますよ。それを耐えられる人は大丈夫ですが、並ぶのは嫌だったり色んな所を見たかったりする場合は、高いチケットを購入することになります。悔しいですが、仕方ないですねー
このような理由で、色んな種類・値段のチケットが存在しています。

さて、Japan Expoでは主に日本のポップカルチャーが紹介されています。漫画、J-pop音楽、ファッション、ドラマ、映画などがメインです。また最近では、日本の伝統文化の展示も増えています。武道、着物、芸者の歴史や服装などですね。これらは昔からフランス人に非常に好まれている文化です。例えば、フランスでは柔道はかなり前からとても人気でよく知られていますが、剣道はほとんど知られていませんでした。それがこのイベントを通じて、カッコイイという評判ができました。このように、ポップカルチャーだけでなく伝統文化もジャパン・エキスポの中心となって成功しています。