Joyeux Noël !! メリークリスマス!!
EcomのOlfaです。
今日紹介するのは、La Bûche de Noël (ビュッシュ・ド・ノエル)というケーキです!このケーキはフランス語圏の国では必ず、クリスマスディナーのデザートとして用意されています。
ビュッシュ・ド・ノエルは「クリスマスの薪」という意味で、名前の通り、薪の形をしています。これはなぜでしょう
フランス地域では年末に家族全員で、大きな薪にワインをかけて燃やすという宗教的な風習が、中世より昔からありました。
これは冬の寒い時期に家の中を暖めるためだけでなく、新年に幸運がもたらされることを祈っていたのです。
そしてこの時代のクリスマスプレゼントは、今のようにクリスマスツリーの下ではなく、薪の中に隠していました。もちろん、燃やす前の薪ですよ!(笑)
この風習は19世紀頃まで続きましたが、フランスではやがて薪を使う暖炉が少なくなってきました。そこで、その代わりとして薪の形をしたケーキを作るようになったという説が有力です。
また、次第にクリスマスの習慣が広まってくると、このケーキからイエス・キリスト生誕の風景が連想できると言われるようになりました。
イエス・キリストが誕生した場所には暖炉があったそうです。イエスのいる部屋を暖めてくれた薪をケーキで表現することで、あの聖なる夜の温かい気持ちを再現している、と考えられています。
それもあってたくさんの家庭が、このケーキをクリスマスイヴに作ります。(^^)
私は子供の頃、ビュッシュを食べるのを待ち切れなくて、晩ごはんを食べ終わる前なのに何回もお母さんに「食べていい?もう食べていい?」と聞いていました(笑)
ということで今日は、クリスマスしか食べられないケーキ、ビュッシュ・ド・ノエルを紹介しました。意外と簡単に作れるので、よろしければ今度紹介しますね^_^
こちらはフランス人シェフが考えた、モダンなデザインのBûche de Noëlです!
丸太や薪に見えないものもありますね(笑)