本日紹介するフランス語の諺は、文句の大好きなフランス人にものすごく使われている言葉です(笑)
第30回
Ça me saoule
(それは私を酔わせる)
「ça me saoule」「saouler」はフランス語で「酔う」という意味です。なので「ça me saoule」は「それで酔います」「それは私を酔わせます」という意味です。
これは一体、どういうフレーズでしょうか?これは「面倒くさいです」または「お気の毒に」といったニュアンスの言葉です。面倒くさい、厄介な物事について話す時には、形容詞に変化して「c’est saoulant !」と言ったりします。 「ça saoule!」(それは厄介ですね!)「Il est saoulant!」(この人は厄介です!) という風に使いますね。
このフレーズは、退屈した気持ちやダラダラした気持ちに対して使います。ほとんどの場合は、退屈というよりも少しイライラして何か頭に来ている時に使いますね。なお、とても強い言い方なので、本当に面倒くさかったりイライラしている時に使います。もちろん、冗談で使うのもオッケーです。
ところで、なぜ「酔う」という言葉を使うのでしょうか?こいれは、「面倒くさすぎて、身体や脳みそに悪い影響を与えるほど辛いです!」といった意味を伝えるためです。自分の気分を、酔って気持ち悪くなった時に例えた言い方です。
このフレーズは幅広い年齢のフランス人に使われていますが、特に15歳ぐらいのフランス人は100%使っています!(笑)
例えば「On a des devoirs, ça me saoûle!」(宿題あるの、イヤだ!)といった感じです。15歳の子供は酔ったことはないでしょうが、それでも関係なく使います(笑)
大人にも使われていますが、大人の場合は本当に嫌な時にしか使わないですね。
この言葉は、フランス人との会話でとても役に立つと思います!是非覚えておいてくださいね。