今日は前回に引き続き、学校をサボる時に使うフランス語の諺を紹介します。
使う機会があるかどうかはわかりませんが(笑)
第26回
Sécher les cours
(レッスンを乾かす)

どうですか?今回の表現は前回より少し意味を予想しやすそうですね!
Sécher les coursは「Faire l’ école buissonnière」より新しく、19世紀~20世紀の間に発生したフレーズだと言われています。
レッスンを乾かすというのは、つまり「インクを乾かす」と言うことです。
フランスでは昔から自分の机に、インクボトル用の穴が空いています。
そこにインクのボトルを置き、万年筆を浸して書いていましたね。
しかし学校をサボっていた子供たちの机のインクは誰にも使われません。
なので「インクが乾いていますよ」と言ったら、「全然学校に来てないね」という意味になります!
最近の机にはインクを置くスペースは、なくなってしまっていると思います。
でも10年ほど前までは間違いなく、全ての生徒の机にありました。
今でもそのような机を残している学校もあるみたいですね。
なのでこの表現はまだ「フレッシュ」です(笑)
次の時代の表現は何になるでしょう?
「充電がなくなった」とかかなあ?(笑)
文明の進化と共に表現が進化していくのも面白いですね^^
ちなみにフランスでは、万年筆で文字を書けるようになるのはとても大事なことなので、よく万年筆で書く練習をします!
「万年筆で書けないと大人になれない」と言ったりします…
(笑)
なかなか上手く出来ないと、がっかりして授業を「乾かしていく」ようになる子供もいます(笑)
以上です!
いかがでしたか?機会があれば是非使ってみてくださいね(笑)
