みんなさん、こんにちは!お元気ですか?
実は、今年2月に、私は、ドイツのフランクフルトでAmbienteというヨーロッパで一番大きな家具の展示会があり、私は、そこで通訳として、日本のDensanのためを働きました。この中でDensanを知っていた人はいましたでしょうか?
Densanのロゴはこちらです。
いかにも日本って感じのロゴですよね。
正式な名前は、「一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会」。短くして、densanと呼ばれています。Densanは1979年から日本の昔からある伝統工芸を援助している団体なのです。ちなみに経済産業省もサポートしていて、こうした海外展覧会を行っています。
日本では素敵な、クオリティーが高い伝統工芸がたくさんありますが、きちんとそれらを作っていこうと思っている匠の数がどんどん少なくなってきて、日本の古き文化がなくなってしまうこととを心配しています。
Densanの通訳の仕事は、5日間で、densanの14のブーズで、いろいろ素敵な伝統工芸を教えてもらって、とても興味深かったです。
その中には山形鋳物、大洲和紙、備前焼、山中漆器、会津塗りなど、日本の人ならよく知っているものが展示されていました。
ヨーロッパの方には日本の伝統工芸品を紹介できて、伝統工芸の匠と話しをしながら、日本の特徴を説明ができました。
私自身、匠の人と話ができて、商品とその作り方の説明をうけて、日本ではまだこのような文化的なアートがたくさん残っているのを知って、改めて素晴らしいと思いました。
日本にも、海外にもdensanの商品が売られているので、次回買い物に行くときは上のロゴをみると、伝統工芸認定のものかの評価ができると思います。
素晴らしい日本の匠文化がなくなると、日本のすごいメリットも落ちてしまうので是非頑張ってほしいと思っています。
ちなみに、
日本の伝統文化を守る「一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会」加入には、こちらの4つの項目が必要だそうです。
① 日常生活で使われている工芸品である
② 手工業である
③ 技術、原材料が100年以上受け継がれている
④ 一定の地域で産業としてきちんと成り立っている
2011年には、約4400人の匠の人がいて、15の商品部類のなかで222の用品があります。
一方、ドイツでは、日本と比べて州が強いため、州によって、伝統的な商品をサポートがされています。
5日間だけでしたが、今回の通訳の仕事を通じて、また一つ日本のことが勉強になりました。