ロシア人と日本人の働き方の違い

yulia

Всем привет!みなさんこんにちは。Ecomのユリヤです。
4月から新しい学校や会社に入る方も多いでしょう。そこで今日は、ロシア人と日本人の働き方の違いについて書こうと思います。

 

ただいま私はある工場で、通訳の仕事をするために出張に来ております。そこで日本の方と久々にお会いして働くと、改めてロシアと日本では働き方が違うなと感じます。

 

 

ロシア人と日本人の働き方の違い

 

私が通訳を担当している日本の方は「考えが甘い!もっと疑いをもて」と、この工場で働くロシアの若者に言っています。私もそれは同感で、というのもロシア人は安い業者が出てきたらすぐに取引先を変える一方で、一度契約を結んだら後はお任せ状態なのです。だから、自分の頭で考えることをあまりしません。

これが日本であれば、お世話になっている取引先とあれこれ相談して関係を深めていったり、対応が良くなかったら取引先を代えたりしますね。しかし、ロシアではいつまでも問題が解決されないままです。

とは言え、決してロシア人が怠けているわけではありません。基本的な報連相はちゃんとやるし、きちんと真面目に働いています。にも関わらず、最後の爪が甘いためトラブルが起きることも…。先ほどの方も「なんかもったいないんだよな…」とよくおっしゃっています。仕事に対するシビアさが少し足りないのでしょうか。

 

もう一つロシア社会に足りない点は、再発防止です。問題が起きればきちんと報告するし解決もするのですが、その場しのぎ、行き当たりばったりなことが多いです。同じ問題を再び起こさないために、何かできることがあるはずです。この点は、日本の方がしっかりしていますね。

 

ここまでロシア人にちょっと足らない部分を書いてみましたが、一方でロシアの方が正しいと思う点もあります。それは勤務時間です!

当然すべての会社ではありませんが、ロシアの多くの会社は出勤時間を厳しく見ていません。10分遅れたり、お昼休みにちょっと長く出かけたりしても、何も言われません。
その代わり、自分の仕事はきちんとこなします。人間、プライベートも含めて毎日色んなストレスにさらされています。そんな中で出勤時間の1分、2分に振り回されるのはやってられないと感じる人もいますね。(私もそんな一人です)

 

もちろん会議がある日や締め切りの決まっている物事は違いますが、毎日の生活の中では5分早く出勤する日があれば5分遅く出勤する日があっても問題ないと思います。それでフラストレーションが少しでも減るのなら、良いことじゃありませんか?

ちなみに私がロシアの会社に勤めていたとき、出勤が20分から30分遅れた日は、むしろ仕事が早く片付いていましたよ。私が言いたいのは、朝寝坊できるから良いということではなく、ある程度の自由があることで仕事もスムーズにこなせるということです。

また、ロシアの管理職は男女比率が同じくらいです。さすがに政治家などは男の方が多いですが、普通の会社の部長・課長クラスなら男女は同じくらいです。ちなみにこれは、ソ連時代から続いています。

さて、ロシアと日本の働き方の違いを見てきましたが、いかがでしたか?どちらにも優れている点と見習うべき点がありましたね。では、社会人の皆様、これからお仕事頑張ってください☆

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