Всем привет!みなさんこんにちは。Ecomのユリヤです。
日本に来る外国人は、日本のマナーの厳しさにびっくりしたり、逆に関心したりします。それと同じように、他の国でも守るべきマナー、やってはいけないタブーが存在します。
ロシアはとても広くて多民族国家であるため、全ての国民がタブーと思っているものは少ないのが事実です。民族性や宗教の違いが関わってくるため、それぞれに異なるタブーがあるといった感じですね。
ただもちろん、共通のマナーが全くないわけではありません。そこで今日は、ロシア人と関わる際には忘れないでほしいタブーを紹介します。
その1:偶数のお花は絶対にあげないで!
これはロシアであれば、どこでも絶対にやってはならないことのトップです。例えば日本では、お葬式に出てくる場面を連想させるので箸と箸で食べ物を取り合うのがタブーですよね?このタブーも、それと同じような感じです。
ロシアではお葬式で誰かをお送りする時やお墓参りの時に、偶数のお花を供える習慣があります。そのため、お花をプレゼントする場合は必ず奇数の本数にして送りましょう。そうしないと縁起が悪くなってしまい、せっかくのプレゼントが台無しです!
ところで、なぜお葬式などで偶数のお花なのでしょうか?色々な説があって、偶数だと他界からお迎えがやってくるとか、奇数は元気(生きている証)で偶数は安らぎ(永遠の眠り)を表しているとか言われています。このタブーは、日本で菊をあげることと似ています。それくらい、してはいけないことです。
その2:意外とダメな「ジャストインタイム」
ロシアは日本やドイツなどに比べたら、時間に厳しくはありません。もちろん、ビジネスなどの席ではある程度余裕を持った行動を心掛けたいですけどね。
ただし、人の家にお呼ばれされた時は違います。この場合はむしろ、10分くらい遅れていくのがマナーです。これは、万が一ホスト側の準備ができていない時、心の余裕を持たせる気遣いなのです。
一度日本で、私の両親がお食事会を開いたことがあります。その時「先生が呼んで下さったのだから」と、敬意を表して約束の時間より3時間も(!)早く来て下さったお客様がいました。その時私の母はまだバスローブ姿で料理を作っていた状態でした(笑)
私たちはとても驚いて、「日本では常に外に出られる格好でいなきゃね!」という結論になりました(笑)母としては、「みんな10分から20分くらい遅れてくるだろう」というロシア的な考えで準備を進めていたのだと思います。
その3:手ぶらで来るべからず
これは他の国でも同じかもしれませんが、ロシアでは人に呼ばれたら必ず何か、手土産を持っていくのがマナーです。定番はお菓子やお酒、お花です。ただ、この人にこれを是非あげたいという気持ちが一番ですから、「これだ!」というモノがあればきっと喜んでくれますよ。例えば私は料理が好きなので、「こんな面白いスパイスがあるよ!」と調味料をいただいたことがあります。これはとても嬉しかったです。
ついこの前も、私が大学院にいたころのクラスのメンバーで会おうという話になりました。みんな不景気でバイトもないのに、今まであてにしていた奨学金がもらえなくなって本当に困っている友達がいました。「お金もないことだし、家に集まろう」となったのですが、みんな手土産を持ってきてくれました。私は社会人だったため「本当に手ぶらで大丈夫だから」と言ったにも関わらず、その友達もわざわざ、お菓子を持ってきてくれました。そういう心づかいには感動しますね。
以上が、ロシアの社会で守ってほしいマナーです。そこまで難しいわけではないと思うので、忘れないでくださいね!
3 thoughts on “マナー違反はダメ、絶対!ロシアの知られざるタブー3つ”
勉強になりました☆
ww
使えました