旧暦の大晦日“团圆饭”で食べる特別な晩御飯とは?

皆さんこんにちは。イーコム中国語ネットです。
春节まであと2日ですね!明日は“除夕”です。今日は、“除夕”に食べる料理についてお話します。

“除夕”とは大晦日、つまり春节の前日のことを指します。この日は中国人、漢字文化圏の人にはすごく大事です。なぜなら、この日の夜には必ず家族全員で集まり、“团圆饭”[tuán yuán fàn]という特別な晩御飯を食べます。“团圆饭”は“团年饭” [tuán nián fàn]とも言います。
今までの記事でも書きましたが、中国人は家族(この間書いたように、中国語の“家族”は親戚も含んでいます)をとても重視しています。その次に大切なのは、食べることだと思います(笑)
結婚、誕生日、新しい仕事など、様々のお祝いも「食べる」ことが基本です。
関係ない話ですが、中国人の挨拶の定番は「どんな御飯を食べましたか?」です。日本人の「最近は天気が良いですね~。」と同じです(笑)

さて、“团圆饭”はすごく大事なことで、そこで出る食べ物も色々な意味があります!

“团圆饭”[tuán yuán fàn]で出てくる料理の例
◆“年年有余”(魚料理) 意味:毎年蓄えがある→魚と余の発音が似ているからです。
◆“牛气冲天”(牛肉を炒めた料理) 意味:生意気な天を突く→“牛の気”とは中国語で生意気という意味だからです。(左の写真)
◆“堆金积玉”(春雨とイタヤガイの料理) 意味:積もった金と玉(宝石)→見た目が似ているからです。(右の写真)

中国の旧暦新年 大晦日 “团圆饭”で食べる特別な晩御飯

中国の旧暦新年 大晦日 “团圆饭”で食べる特別な晩御飯面白いでしょう?地方の方言によって、縁起の良い惣菜も違ってきます。
昔(明清代)から、北部と南部では春节の食事の習俗がかなり異なります。北部では“团圆饭”で餃子を食べるそうです。南部では“团圆饭”の後に、デザートとして汤圆(団子のようなもの)を食べます。胡麻味の汤圆が特にオススメです。汤圆には「家族円満」の意味もありますよ!

色んな料理を見たらお腹が空いてしまいました(笑)ではまたね~。

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