今日はフランス人に大人気のデザート「ガレットの日」

Ecom講師 Olfa

Bonjour! こんにちは、イーコムのOlfaです^^

皆さん、昨日1月12日「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)の日でした。皆さん、ガレット・デ・ロワは知っていますか?これは毎年一回1月にだけ食べるケーキのことです
Galette des Roisはフランス語で「王様のケーキという意味です。Rois「Roi Magesロワ・マージュ」という言葉に由来しています。この「Roi Magesロワ・マージュ」とは、「東方の三賢者」のフランス語名です

フランスのケーキ、ガレット・デ・ロワ (Galette des Rois)ガレット・デ・ロワは元々、Epiphanie(エピファニー、公言祭)というキリスト教のお祝いに関係する習慣です。公現祭とは、東方の三賢者が幼子のイエスを訪問した日を記念した祝日です
(ちなみに、イーコムスペイン語ブログでも東方の三賢者についての記事があります!)

ガレット・デ・ロワは、1月6日の公現祭をお祝いするために食べていました。ただ現在では、ガレットを食べるのは1月中のいつでもOKです
何故かというと、Epiphanieは休日ではないからです。そのため、ガレットを食べてお祝いする日は、Epiphanieとは別の日になりました。
そのためガレットを食べる習慣は宗教とあまり関係無くなって、ただケーキを食べる日になりました。フランス人はケーキを食べる言い訳を作るのが得意ですね(笑)
多くのフランス人は、Epiphanieの次に来る日曜日にガレットを食べます。なので今年の「ガレットの日」は…1月12日、昨日だったんですね^^!日本では今日も休日なので、今日食べてもいいと思います(笑)

フランスのケーキ、ガレット・デ・ロワ (Galette des Rois)さて、ではガレットはどのようなケーキなんでしょうか皆さん気になりますよね^^

ガレットが特別なケーキである理由は、その食べ方にあります^^
ケーキの中には「Fêveフェーヴという小さいフィギュアが隠されています。伝統的なガレットだと、Roi Mages(三賢者)が入っていますが、現在では色んなキャラクターのFêveフェーヴが入っています。私は以前、ハリー・ポッターのFêveをゲットしたことがあります(笑)

そして、ガレット・デ・ロワに1つだけ入っているFêveが当たった人は、王様(男性:「Le Roi」女性:「La Reine」)になれます!もちろん1日限定ですけどね(笑)そのため、Galette des Roisを買うとUne Couronneクラウン(王冠)が付いてきます。Fêveが当たった王様に被らせるためです

フランスで大人気のコミック「Asterix」のFêveです。
フランスで大人気のコミック「Asterix」のFêveです。

さて、ガレットを切る時に、端っこからFêveが見えてしまうことがあります。もしそうなると、皆がその部分を欲しがるので大変ですね
そのため、ガレットを取り分ける時にはあるルールがあります。一番年下の子供が、ガレットが見えないようにテーブルの下に入ります。子供はそこからガレットを切る人に「この部分は○○さんに!」と、思いついた人の名前を言います。そうすることで公平にFêveが当たるようにできますね

私が初めてガレットを食べたのは園児の時でした。だから、4,5歳かな?

クラスの中で私が一番若かったので、テーブルの下から皆の名前を叫んでいました随分昔のことですが、その記憶だけはっきり残っています(笑)

おまけガレット・デ・ロワのレシピ

実はガレット・デ・ロワはすごく簡単に作れるケーキなので、レシピの紹介をしたいと思います^^

◆材料

・パイ生地(Pate Feuilletée):2枚(約200グラム)

・無塩バター(Beurre mou):75グラム

・グラニュー糖(Sucre glace):75グラム(普通の砂糖でも大丈夫です)

・アーモンドパウダー(Amandes moulues) 75グラム
・全卵(Un gros oeuf):1個(+卵の黄身を最後の色付けに使います)
・フェーヴ:1個(陶磁器などの溶けない物)
・クラウン:1つ(手作りでも良いですね)

(ちなみに、材料の量を50グラムや100グラムにしても平気です。ケーキの厚さを変えたい人はどうぞ。)

◆作り方

1- 大きなボールに卵、グラニュー糖、バター、アーモンドパウダーを入れてしっかり混ぜていきます!
2- パイシートをオーブン用のプレートに広げて、生地にフォークで穴をあけます。
3- このパイ生地の上に、ボウルで混ぜた中身を注いでいきます。
4- この中にFêveフェーヴを入れます!(Fêveはケーキの中心ではなく、外側に入れた方が見つけにくいのでおすすめです!)
5- 2枚目のパイ生地を上から重ねて、縁をよく押さえます。
6- 卵の黄身を調理用の筆で生地の表面に塗り、フォークで小さい穴を開けます。
7- その上からナイフで模様をつけていきます。
8- オーブンで焼きます。210℃で30分か、180℃で40分です。

フランスのケーキ、ガレット・デ・ロワ (Galette des Rois)フェーヴが当たった人にはクラウンを忘れずに被らせてくださいね。その日の王様ですから
私はガレットが一番好きなケーキなので、毎年この日をすごく期待して待っています^_^

右の写真は、私が今年作ったガレット・デ・ロワです。皆さんも是非作って、写真をシェアしてくださいね

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