50年以上人気のあるドイツアニメ「砂の男」

Julia Ecom(イーコム)

こんにちは、EcomのJuliaです
皆さんは子供の頃に、毎日欠かさず見ていたテレビ番組ってありますか?この間、ドイツで人気の日本アニメを紹介しましたが、ドイツ人が見ていたのはそれだけではありません。ドイツオリジナルの番組も、もちろんありますよ。
それが「das Sandmännchen」(砂の男)です。この番組は1959年から、毎日放送されています。なので、ほとんどのドイツ人が見たことがあります。今日は、この番組についてお話します

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昔からヨーロッパでは、子供が寝る前におとぎ話を読み上げてもらう習慣があります。「das Sandmännchen」は子供向けの番組で、寝る前のおとぎ話として親しまれていました。ドイツの子供が寝る時間は、大体19時頃でした。早いですね!私も6歳まではそうでした。そのため、毎日18時50分から10分間、「das Sandmännchen」が放映され、子供も毎日の習慣として必ず見ていました。

番組が始まると、「das Sandmännchen」という主人公が出てきて、その日のおとぎ話を紹介して、人形アニメの短いおとぎ話へと続きます。それが終わると、番組の最後にもう一度彼が出てきて、子供たちに「Gute Nacht」(おやすみ)と言って終わります。子供たちはこの番組が終わったら、すぐに寝ていました。

ドイツの子供向け人気番組 「das Sandmännchen」(砂の男)「Das Sandmännchen」の特徴は、真っ白な髪とあごひげ、それに特徴的な帽子です。あと、彼はいつも砂が入った袋を持っていました。それが「Sand」(砂)の名前の理由ですね。実はその砂、普通の砂ではなく、目に入ると眠くなってしまう砂なんです。
「das Sandmännchen」が番組の最後にその砂をまいて、砂が子供たちの目に入ると、眠くなって寝てしまうというわけです。なぜ「砂」なのか、それは朝起きた時にできる目やにのことをドイツ語で「Schlafsand」(眠り砂)と言うからです!

子供たちはこれを信じているので、「Schlafsand」が目に入らないように、番組の最後になると手で目を隠したりします(笑) 私もそのうちの一人で、番組が終わりそうになると目を隠していました。でも、一緒にテレビを見ているお母さんに「もう砂をまいた?」と聞くと、「うん、終わったよ。」と嘘をつかれて、ちょうど「das Sandmännchen」が砂をまいているところを見てしまう、ということが何度もありました(笑)その日は寝たくなくても、必ず眠たくなって寝てしまいましたね

両親と子供が一緒に毎日見ているから、この番組は世代を超えてドイツ人皆に人気があります。今でも、「das Sandmännchen」を見ると眠くなってしまいますよ~(笑)

日本にはこういう、昔からずっと親しまれている番組ありますか?ぜひ教えてください!

 

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