こんにちは!Ecomアラビア語のオルファです!انا ألفة من ايكم عربية
皆さん、イスラム教の「ラマダン」はわかりますか?知っている人も多いと思いますが、ラマダンはイスラム教の「断食月」です!
ラマダンの期間はイスラム教の月暦に従っているので、毎年少しずつ変わっていきます。
去年は7月9日にスタートして8月7日に終わりましたが、今年は6月28日から7月27日まで続く予定です。
ちなみに今年は、イスラム暦で何年になるでしょうか?イスラム暦は西暦622年から始まって1年間が354日なので…今は1435年ですね!そのため来年のラマダンは、6月18日から7月16日になります。
ラマダンの期間は太陽が出ている間に(日の出から日の入りまで)断食をすることで有名ですね。でも、それだけではないですよ^^
そこで今日は、ラマダンはなぜ存在するのかをお話したいと思います!
ラマダンは簡単に言えば「自分を新しく」する月、色んな事を覚えようとする月です!
ムスリムはラマダンで断食をする時、いくつかの気持ち・習慣を身に付けるように頑張ります。それをいくつか紹介しますね。
その1:精神改善
ラマダン期間は自分の生活リズム、スケジュール、将来の生活などを考えるチャンスです。人間は毎日の生活の中で生活自体の目的や意味を忘れて、型にはまってしまいます。そこで年に一回そのルーチンを離れてみて、世界のこと、神様のこと、目に見えないことなどを考えてみます。そうすると、もう少しこの世界がわかるようになるでしょう。色んなことをじっくり考えると、自分の心が前よりもさらに大きくなりますよ。
その2:健康
意外かもしれませんが、断食することは健康に良いですよ!ラマダンは「断食」と言いますが、個人的には「断食」よりも「リズム」と呼びたいですね。
なぜならラマダンは「食べることをしない」のではなく、「決めた時間に食べる」からです。1ヶ月間、毎日ちょうど同じ時間に2回だけ食事をします。
なので、普段の食事と比べたら少な目になります。また、間食がなくなるので健康的です。色々な研究により、ラマダンによって消化システムが純化されることがわかっています。
その3:集団生活
ラマダンは、日没後に食事をします。でも、自分一人で食べちゃいけません。(もちろん、やむを得ない時には大丈夫ですよ!)
ラマダンは先ほど話した通り、「全員同じ生活リズムに従ってもらう」ことが目的です。そのため、「連帯感」が重要になります。一人で食事をすると、連帯感はあまり感じられませんね。なので、家族で暮らしている人は絶対に家族と一緒に食べます。そうでない人も友達・同僚などと食べるか、近くのモスクへ行きます。楽しく食べることがポイントなんですね。日没後の食事は、断食と同じくらい大事です
こちらはレバノンのマーヘル・ザイン(ماهر زين)という歌手の「رمضانラマダンCM」です。これを見て、ラマダンの雰囲気にちょっと触れてみてください^^
続きはまた来週お話しますね。ではまた!