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今日のフランス語名文は、教育に関係したフレーズです!
第13回
『Enseigner c’est apprendre deux fois』
(教えることは二度覚えること)

この名文は元々、Joseph Joubertという18-19世紀のフランス人作家が使った言葉です。
今では、フランス人ならだれでも知っています。
皆さん誰でも、人に何かを教えたことがありますよね?
親や先生ではなくても、皆が毎日色んな情報を色んな人に教えています。
友達に何かを聞かれたり、人に道を尋ねられたり、年下や後輩にやり方を聞かれたり…。
そういう時にフランスでは、「教える」のではなく「もう一度覚えるキッカケ」だと言います。
人間は何でもすぐに忘れてしまいますよね。私もよくあります(笑)
せっかく覚えたことでも忘れたり、ちゃんと思い出せなかったりします。
それを避けるためには、覚えたことを使うのが大切です。
他人に自分の知識を教えると、自分の中でもその知識が確実なものになります。
さらに、相手に教えることは、自分がそれを覚えた時とはまた違う能力が必要です。
同じことを二つの目線で見られるようになり、相手への思いやりもできます。
自分が覚えたことを人に教えると記憶にも残るし、自分にも相手にも良いことばかりですね。
この名文には、もう1つの意味が隠されています。
それは、謙遜の気持ちです。
「あなたは先生だけど、教わるべき部分もあります」
「自分は教えていると思っても、実は相手のおかげで勉強できている」
ということですね。
皆さんは、このフレーズをどう思いましたか?
「Enseigner c’est apprendre deux fois」なので、この名文も誰かに教えてあげてくださいね(笑)
Aurevoir !
