フランス語の名文、諺『水は山頂まで流れない』

Ecom講師 Olfa

こんにちは、EcomのOlfaです。

今日のフランス語名文は、あなたの周りにもいる頑張りやさんについてのフレーズです。

 

第19回
「L’eau ne coule pas vers le sommet.」
(水は山頂まで流れない)

さて、これはどういう意味でしょうか?

水は山頂まで流れないです。それは当たり前ですね。

でも、一体どんなニュアンスで使うのでしょうか?

水には自分の意識、意志はありますか?

ないですよね。つまり水には行き先を選ぶことはできなくて、ただ流れに従いますね。

周りの環境に任せて、どこへ行きたいとか、あそこまで届きたいとかはありません。

なので、水のような人とは自分の運命を全く選ばずに待つ人、どのような成り行きでも関係なく、自分では手を出さない人です。

また、それに加えてこの名文では「山頂」という言葉が入っていますね。

なので、「水のように何もやらないで待つのはダメ」というだけでなく「頑張らないと山頂まで届かないよ」というニュアンスも入っています。

厳しいですね…。

「あなたに夢があっても、本当に頑張らないとそれは叶わないよ」

「上に行くためには、流れに逆らって必死にファイトしないとね!」

というメッセージの入った名文です。

この名文では

「私は何でもいいや」

「待てば何とかなる」

と思っている人はもちろん、

「夢はあるけど行動するのは面倒」

「目標を達成するのは大変」

と言い訳している人にも使えます。

頑張らないと今より上にはいけませんからね。

ちなみに、フランスではもう一つ今回と同じような意味の名文がよく使われています。

それは「Seuls les poissons morts nagent avec le courant」(死んだ魚だけが海流に従う)というフレーズです。

ちょっと残酷ですね…(笑)

少し可哀そうですが、同じ意味で使います。

皆さんも「死んだ魚」にならないようにがんばってくださいね^^

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