皆さんは、昔のフランス映画を見たりしますか?最近の映画だけでなく、昔の映画も面白いですよ~^^
そこで今日は、私がお気に入りのフランス映画を紹介したいと思います。それはクリス・マルケル(Chris Marker)という監督が1963年に作成した「Le Joli Mai」「ロ・ジョリ・メ(美しき5月)」という映画です。
これは”Mai 1963”(フランスの1963年5月の事情)についての映画です。皆さんはMai 1963(1963年5月)に、フランスで何が起こったかご存知ですか?
フランスの主要の植民地であったアルジェリアで起こった独立戦争は、1954年から1962年まで続きました。1963年5月は、ようやくお互いの国の国民に対して戦争の影響が和らいできて「7年ぶりの1ヶ月間の平和」と言われた月です。
クリス・マルケル監督はフランス国民に更に近付くため、戦争直後の一般的なパリジャンの声を集めたのです。
この映画は55時間に及ぶフランス人へのインタビューから出来ています!クリス・マルケル監督さんの言葉を借りれば、この映画は「パリジャンの精神やイデオロギーのレントゲン」ですね。とても感動する映画ですよ。
この映画のように、戦後のフランス人の心情を知ることは、フランスを理解する良い方法だと思いますよ^^
皆さん機会があれば、ぜひこの映画を見てくださいね。