「カナダにあるフランス」ケベック州のクリスマス・お正月(前編)

Ecom講師 Olfa

こんにちは、Ecomのオルファです。

皆さん、この冬はどうお過ごしでしょうか?

冬は寒いですが、とっても楽しい時期ですね。

それは日本だけでなく、海外も一緒です。

さて、今日は少しフランスを離れて、カナダにあるフランス語圏を見てみたいと思います。

カナダにあるフランス圏のクリスマスやお正月は歴史を祝うこと、昔の習慣を保つことが大切にされるお祝いです。

フランスとは結構違うんですね!

では、具体的にどのような点がフランスでの過ごし方と異なるのでしょうか?

カナダ(フランス語圏地域)でのクリスマスとお正月について書いてみます。

昨年も説明しましたが、フランスでお正月は必ず友達と一緒に過ごします。

家族よりも、職場の友達や幼馴染みと一緒にいます。

もちろんカップルでも問題ないですが、色んな友達と会うことが大事ですね。

しかし、フランス語圏のカナダ人はお正月を必ず家族で過ごします。

これは、日本と似ていますね。

その1:フランス語圏のカナダ人がお祝いで聞く音楽

 

フランス系カナダ人は冬のお祝いの時期、伝統的な音楽しか聞きません。

それは、新年に向かう時も伝統を守ることがルールだからです。

過去の大切さを意識しながら、新年を迎えます。

この意識は、ちょうど日本の「忘年会」の反対ですね。

「今年を忘れて新年に入る」のではなく「新年が来るからこそ、今年のことを覚えておくラストチャンス」と考えられています。

本土フランスのフランス人は

「過去のことはどうでもよいから、新年に力の全てを向けて楽しもう!」

「今年は今年で終わるんだから、もう考えなくて大丈夫!」

という感じです。フランス人っぽいですね…^_^

では、カナダの伝統的な音楽とはどんなものでしょうか?

まずは「Cotillon」や「Quadrille」というダンスをします。

それらはフランスで、なんと…18,19世紀にペアで踊られていた舞踏会です!

さらに、スコットランド発祥の「Guigue」やケベック州オリジナルの「Podorythmie」というカジュアルなタップダンスのような踊りも定番です。

ちなみに、フランス系カナダ人の住むケベック州の伝統的な音楽や踊りは「Rigodon」と言います。

これは昔、フランスの南東地方で発展した文化です。

現在はあまり知られていないですが、ケベック州では皆がこれで祝います。

「カナダにあるフランス」ケベック州のクリスマス(前編)
Cotillonの様子です。

本土のフランス人には時代遅れになるのが怖くて、このような習慣はほとんど残っていません。

フランス人が流行に前向きすぎるのかもしれません(笑)だから私は、ケベック州の人を尊敬して、ありがたく思っています。

ケベックの人たちは、フランス本土のフランス人よりもしっかりフランス文化を維持しています。

それは、彼らが逆にフランスという国に住んでいないからでしょうか?

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