「カナダにあるフランス」ケベック州のクリスマス・お正月(後編)

Ecom講師 Olfa

 

こんにちは!EcomのOlfaです。今日はクリスマス・イブですね^_^

今日は前回に続いて、カナダにあるフランス語圏の地域ケベック州の伝統について紹介します。(前回の記事はコチラ)

 

その2:フランス語圏のカナダ人がお祝いで食べるもの

 

「カナダにあるフランス」ケベック州のクリスマス・お正月(後編)

 

続きまして、ケベック州でお祝いの時に出される食べ物を見てみましょう!驚くかもしれませんが、ケベック人はお祝い料理で「Le ragoût de pattes de porc」を食べます。これは「豚足シチュー」です。少し変わった食べ物ですが、ケベック州ではすごくポピュラーなお祝い料理です。これは元々、フランスの家庭料理でした。ただ豚足は少し食べにくい上に、お祝いっぽいイメージはありません。だかr、特に人気のない料理ですね。
フランスやパリでお祝いっぽい料理と言えば、海鮮料理です。

また、ケベック人はお祝いする時に「Canneberge」(クランベリー)を食べる習慣もあります。クランベリーは身体にとても良いので、冬に食べると新年を元気に迎えられるという考えからお正月の代表的な食べ物になりました。

こちらは、ケベックのクランベリー畑の様子です。桜が散った時のように一面が色で満たされていて綺麗です!

 

「カナダにあるフランス」ケベック州のクリスマス・お正月(後編)

 

 

その3:フランス語圏のカナダ人がお祝いで行うこと

 

「カナダにあるフランス」ケベック州のクリスマス・お正月(後編)

 

最後に、お祝い中に逃しては行けない大事な習慣を紹介したいと思います!それは「la bénédiction paternelle」です。

これは、多くのフランス系カナダ人にとって「一年で最も大事なお祝い」だと思われています。必ずそれぞれの家族で一番上の兄弟が、一番年上の人(大体はお父さんですが、お祖父さんの場合もあります)に挨拶をします。そして年齢の順番で、すぐ次の兄弟も同じようにひざまずいてお願いをしていきます。子供全員が両親に「去年はありがとうございました、今年もよろしくお願いします」と言う風に挨拶をします。素敵な習慣ですね。

元々はキリスト教徒のフランス人の間で伝承されていた習慣ですが、今ではケベックで欠かせない大事な風習になっています。みんな必ず、お正月の食事を始める前に行う伝統です。親への感謝をせめて一年に一回でも表すことで、家族の絆が強くなりますね。

皆さん、フランス系カナダ人がケベック州で行うお正月のお祝いをどう思いましたか?
フランス本土とケベック州は、同じくフランス語を話しますが違いが大きくて面白いですね。
ちなみに、ケベックは寒いけれど毎年ホワイトクリスマスですよ^_^
素敵なホワイトクリスマスを経験したい方は、ケベックに行ってみたらどうでしょうか?

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