皆様、春の気持ちの良い季節いかがお過ごしでしょうか。
日本の春と言えば、入学や入社など新しいことがたくさんですよね。
私の周りでも多くのロシア人が日本にやって来て、日本語の勉強をしたり、通訳の仕事をしたりしています。そこで最近よく日本初心者のロシア人に聞かれることが、『日本にもっていった方が良い食べ物は?』です。
そこで今日は、外国にいるロシア人が食べたくなるロシア食品のご紹介をいたします。
これらは、ロシア旅行をした後、日本にいる関係を深めたいロシア人へプレゼントしてもいいと思いますよ。ちなみに、逆の立場の、ロシアから帰国の日本人もたいていこれらの食材・食品が食べたくなるそうなので、あなたの身近なロシア通の友人への手土産としても使えます。
それでは、ロシア人の郷愁食品Best5です。
1位: 黒パン
皆さんが普段食べているのは、精製した小麦を使った「白パン」です。一方で、黒パンは、ライ麦で作ったもので、白よりも健康によいということで、最近世界的にも人気が急上昇なのです。
今回紹介の5つの中で唯一、日本でも最近少し売られるようになりましたが、日本ではまだまだ高いです。 黒パン未体験の人も、黒パンのライムギを使った香ばしい香りのパンは(酒好きにだけかもしれませんが)一度知ってしまうと生涯忘れられないものがあります。
色はチョコレートのようだけど、酸っぱくてどこか甘い独特な味。これが黒パンです。
また、普通の黒パンなら、今では海外でもよく売られていますが、アニスという薬草の入ったボロジンスキー(Borodinskii)黒パンはロシア以外ではまだなかなか手に入りません。
なので、ボロジンスキー黒パンは、在外ロシア人へのおみやげの中で最も喜ばれるものの一つなのです。
2位: 乳製品
乳製品はパンと違って日持ちしないのと、冷蔵保管が必要なので、気軽に海外に持っていけない分愛おしくなってしまいます。ちなみにロシア特産でどのような乳製品があるかといえば、本当に様々です。ロシアは海が少ないため、日本やヨーロッパでは海藻などでとるミネラルや栄養を、ロシア人は乳製品やハーブなどで取っています。そのため、本当に豊富な乳製品の種類があります。
ちなみに留学などをして海外に出たロシア人の、がっかりすることトップ3に「乳製品が少ない」というのがあります。具体的に何がないかというと、リャージェンカやキャフィア(日本で言う「飲むヨーグルト」の甘くないもの)、スメタナやプロストクワーシノ(サワークリームに近いもの)、シローク(クリームチーズがチョコなどでコーティングされているお菓子)などです。
最後のシロークというロシアのお菓子は日本人の味にも大変会うので、是非機会があれば食べてみてくださいね。味はチーズとヨーグルトをミックスさせた感じの味です。
3位:パスチラ( Пастила)
これはロシア人が大好きなマシュマロに似たお菓子ですが、同じく海外ではまず手に入りません。ロシアから海外に住んでいるロシア人にもっていくと大変喜ばれます。ただ、日本人の味に合うかどうかはわかりません。というのも、ちょっと甘すぎるくらい甘いためです。ただ、フランス菓子などがお好きな方であれば、お口に合う可能性も十分にあると思います。
4位:ハルヴァ(халва)
店先ではレンガかブロックのような形で売られていて、日本人が口にするのは少し勇気がいるかもしれません。胡麻や果物などに油と砂糖を加えて作られたお菓子でこれまた甘いです。カロリーはあえてコメントしません。個人的には、苦いコーヒーのお供にちょこっといただく分には、日本の人にもおいしく感じるのではないかと思います。
ロシアだけでなく、中東エリアでも流通しています。
5位:加熱加工されたコンデンスミルク
ロシア人はたいていコンデンスミルクが大好きです。ロシアでは種類も豊富で様々なお菓子作りにも使われています。ちなみにだいたいどの家庭の冷蔵庫でもおいてあり、皆さんコーヒーや紅茶に入れたり、パンに塗ったりして。そして、そのコンデンスミルクを加熱してできるものがまた人気です。いわば液体キャラメルのようなものになります。甘党には大変愛されている食材です。
私の家族はもう既に20年以上も前に日本に移住していますが、これらの食材はいまだに懐かしく思っています。
外国に住む日本人が、梅干しや、味噌汁、白米の味を求めるのと同じで、故郷の味というのは古今東西、なかなか忘れられるものではないようですね。
One thought on “外国にいるロシア人に持っていってあげたら喜ぶロシア食品Best5”
はじめまして^ – ^
アレーシュキというお菓子の作り方をご存知でしたら、教えてください^ – ^
よろしくお願いします^ – ^