こんにちは、イーコムアラビア語のOlfaです!
寒い日々が続いていますが、いかがお過ごしですか^^
皆さんご存知の様に、世界中で「日本人は集団主義だ」とよく言われますが、、それに対してはどう思いますか私は、それはとても大事なことだと思います。
個人で行動するよりも集団で行動した方が、成功しやすい物事は多いです。大人数で出来ることと一人で出来ることには差が大きすぎるので、私は個人的に働くよりも、何人かの力を合わせ働く方が価値あることだと思っています。
アラブの思想も日本と似ていて、それを表す名文があります。今回はそれを紹介します。
第2回
يد واحدة لا تصفق
イエド・ワーフダ・ラ・テュサファク
(片手では拍手が出来ない)
يد=イエド 手
واحدة=ワーフダ 1つ、片方
لا=ラ ~できない(否定の表現)
تصفق=テュサファク 拍手
さて、この名文はどういう意味でしょうかでは皆さん、片手で拍手してみてください(笑)ほとんどできませんよね?難しいでしょう?
これは、一人ではできないこともある、という意味を表しています。
この名文は「我儘にならないで、皆と協力すること」つまり、個人主義ではなく集団主義を意識させるものです。
この言葉はまた、それ以上にアラブ人が大切にしている文化を表現しています。
今までにも何回か話しましたが、アラブ社会で最も大事なのは、「家族のこと」です。家族をつくること、家族と時間を過ごすことなどはアラブ人の人生ではとても重要なことだと思われています。
そのためこの名文は、彼氏や彼女、結婚などの話題でもよく使われます。
アラブ人は人生で必ず、結婚しなければいけないと考えていますだから会ってすぐに「彼氏/彼女いますか」「結婚していますか」と聞かれることもありますが、ビックリしないでくださいね^^
そこで「いいえ、まだです」と返した場合には「本当ですかيد واحدة لا تصفقイエド・ワーフダ・ラ・テュサファク」と言われるかもしれません!(笑)
日本は昔と違って、家族が第で結婚は絶対にするものだという文化は無くなってきたと聞きます。もちろんそれも、悪いことではないと思いますよ。
アラブ世界は日本と同じく集団主義の精神が強いだけでなく、家族をとても大事にするんですね。アラブ人の友達や同僚がいる人は、それを知っておくとコミュニケーションに役立つかもしれませんね!
ではまた~^^