アラブの名文、諺『結婚式での聾者のように』

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アッサラーム・アレイクム^^
Ecomアラビア語のOlfaです!今日は、アラビア語の名文、諺コーナーです。

皆さん、日本の結婚式はどんなスタイルですか?最近はヨーロッパ風のスタイルが一般的だと聞きましたが、日本の昔ながらのスタイルも素敵ですよね
私は参加したことがないので、和式の結婚式がどのように行われるかはわかりませんが、実際に見てみたいな~と思います

では、アラブ世界の結婚式に参加したことがある方はいますか
アラブ風の結婚式は、とっても賑やかな雰囲気ですよ!式はとても騒々しくて楽しいです。大音量の音楽と、参加者の喋り声でいつもざわざわしています。

第14回
مثل الأطرش بالزفة
ミフラ・アル=アッタラシュ・ビルゼッファー
(結婚式での聾者のように)

アラブの名文、諺『結婚式での聾者のように』

◆単語
مثل(ミフラ)=~のように
الأطرش(アル=アッタラシュ)=聾者(耳が聴こえない人)
بالزفة(ビルゼッファー)=結婚式で

さて、この名文は何を表現しているのでしょうか?先ほどの話がヒントになります。

なぜアラブの結婚式がとても賑やかなのか、それは式が何日間も開かれるからです。色んな人が食べたり、踊ったり、挨拶したり、音楽を演奏したり…そして帰る人もいれば、また戻ってくる人もいるし、会場に泊まる人もいます!このように、アラブの結婚式はすごく面白いイベントなんですよ

ただ、もし耳が聴こえない人がこの光景を見たら、どうなるでしょうかアラブ人の賑やかさは、音楽や話し声が大きな要素です。でも聾者にはそれが全く聞こえないので、何が起こっているのか理解できないかもしれませんね

つまりこのフレーズは、「ある光景を見ても、状況の理解ができない」ことを表現しています。例えば海外で言葉が通じない時や、事情がハッキリとわからない話をされた時、物事に集中できていない時にこの言葉を使います。

このフレーズは自分に使えば、「あまり理解できない」「もう少し詳しく説明してほしい」という意味になります。相手に使えば「この人はいつも自分の世界にいて、上の空ですね」「あなたは、これを理解できていますか?」といった意味になります。

この名文もまた、ユーモアがありますね。自分が何かをうまく理解できなかった時に、「わからないから諦めよう!(笑)」という使い方もできますよ。

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