ドイツ人女性が感じる不満「die Männergrippe」(男性のインフルエンザ)

みんなさん、guten Tag! Wie geht es Ihnen?イーコムのユリアです。
今日はドイツ語の面白い言葉を紹介したいと思います。特にインフルエンザのシーズンには役に立つ言葉です。 それは「die Männergrippe」です。

 

「der Mann」は「男性」で、「die Männer」はその複数系です。「die Grippe」は「インフルエンザ」。そのため「die Männergrippe」は「男性のインフルエンザ」となります。ですが、「男性のインフルエンザ」とはどのような病気なのでしょうか?不思議ですよね。男性にしかかからないインフルエンザなのでしょうか?「die Männergrippe」は、実に皮肉っぽい言い方で、冗談として捉えていいです。

ドイツでは、女性はどんな病気にかかっていても、家族の世話をして、プラス、日々の仕事に通わないといけないです。風邪をひいても、家事の仕事に休みはありません。一方で、男性は風邪を引くと、とても苦しそうな状態になって寝込むだけです。家では横になって、お母さんや奥さんからの世話を期待しています(奥さんも同じく病気だったとしても)。女性にとって普通の風邪が、男性には「しんどい、死にそうな」生命にかかわりそうな病気になる現象は「die Männergrippe」(男性のインフルエンザ)だと言われています。

もちろん、ドイツ人男性は体が強い人が多いですが、何か病気の時には、急に弱くなってしまい、赤ちゃんのようなか弱さになってしまう気がします。
そのため、ドイツで奥さんは、冗談ぽく、自分の旦那は「Er hat die Männergrippe」(男性のインフルエンザを引いてしまった)と女性の友達に話します。その意味するところ、「ただの風邪を引いただけなのに、家で死にそうな様子で、私の世話をして欲しがっている」という文句です。
もちろん、風邪やインフルエンザは体に大変なものです。ただ都合がよい介抱を期待する旦那さんに文句があり、ドイツの女性はこちらの言い方をよく使っています。

みんなさんも、「die Männergrippe」(男性のインフルエンザ)を引かないように気を付けてくださいね。
是非パートナーを気遣ってあげてください。

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