ドイツ語で、Auf Teufel komm raus 「悪魔が出るように」の意味とは?

Guten Tag ihr Lieben! お元気ですか。今日はドイツ語の面白いコーナーへようこそ!
今回は世界中が怖がっている「der Teufel」(悪魔)を使ったものです。

直訳:悪魔が出るように
意味:何はともあれ

「der Teufel」は「悪魔」で、「herauskommen」は「出る、出てくる」との意味です。「auf」は「ように」として、翻訳ができます。直訳で、「悪魔が出るように」となります。

皆さんはゲーテの代表作ファウストを知っていますか?
ファウストは自分の生活において、自分の研究において不満を持っていて、幸せになるため、「悪魔」と禁断の契約をします。
そのため、「auf Teufel komm raus」は、「何かほしいもの、実現したいことがある時に、最後の最後までなんでもする」という意味を持っています。
ドイツ語の、「um jeden Preis」(何はともあれ)、「mit aller Kraft」(目一杯)の代わりにも使えます。
無理にするまでに、何かほしくて、終わらそうとするときに「Auf Teufel komm raus」(悪魔が出るように)を使用されています。

使い方はちょっと難しそうですが、こちらの例で「Auf Teufel komm raus」の使用を見ましょう:

A: Markus sieht aber total erschöpft aus.
(マルクスさんは疲れていそうですが)
B: Er will unbedingt den Wettkampf gewinnen und hat auf Teufel komm raus trainiert.
(ぜひ今度の大会で成功しようと思って、何はともあれ、最後の最後までトレーニングをしてしまいました。)

Markusさんはスポーツマッチを必ず勝ちたいともって、“無理にでも”トレーニングをしました。
そのため、Bさんは「Auf Teufel komm raus」(悪魔が出るように)を使っています。
似た言い方として、「nicht」を入れて、こちらの慣用句もよく使われています。
「nicht auf Teufel komm raus machen」は「無理にしなくていい」との意味になります。
「Du musst das nicht auf Teufel komm raus machen!」を使うと、
「そこまで大事ではないので、無理しなくて、そのままでもいいよ」という意味を含めています。
こちらの慣用句はよく使われているので、覚えていきましょう!

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