フランス北部、リール訛りのフランス語の特徴とは?

Ecom講師 Olfa

Bonjour à tous ! Ecomフランス語のOlfaです!
今日は、フランス語の国内訛りや地方の表現について紹介したいと思います。皆さんはフランスにいらしたことはありますか?フランスでは日本以上に、地方によって訛りがあって表現も違ってきます。

そこで今回は、フランスで最も有名な地方の言葉を紹介したいと思います。では、はじめましょう^_^

 

フランス北部、リール訛りのフランス語の特徴とは?

 

まず「フランス語」はもちろん、フランス国内や色んな国々で使われています。上の地図を見ればわかりますが、フランスは西ヨーロッパの真ん中に位置しているので、周りの全ての国から文化や言語などに大きく影響を受けました。

フランスの場合、ベルギーに近い方ではフラマン語に近い言語が使われていて、ドイツとの国境近くのアルザス地方周辺では、ドイツ語に近い言語に変わっていきました。イタリアの影響が大きいコルシカ島ではイタリア語に近いフランス語が生まれ、スペインの国境ではカタルーニャ語とオック語という、フランス語でもスペイン語でもない言葉が使われています。こちらは、フランス人にもスペイン人にも全く通じない言葉です。ちなみに、フランスの有名な「L’Occitane」(ロクシタン)というブランドは「オックの女性」と言う意味ですよ!そしてブルターニュでは、その地方独特が表現も発達しました。(ブルターニュ語についてはこちらをどうぞ!)

 

フランス北部、リール訛りのフランス語の特徴とは?

 

これら全ての表現は、フランス語しかしゃべらない人にとっては完全にちんぷんかんぷんです。私のようにパリ出身の人からすると、全く意味が解りません。ちなみに、今まであげた全ての言葉は、フランスの大学入学試験「Baccalaureat」で使うことができます!私の親友も、第二言語として「オック語試験」を受けたことがありました。彼女はトゥールーズ出身でしたからね。

さて、今回はフランス北部、Lille(リール)の表現を説明しますね!
Lilleの表現はCheutimiと言われます。以前紹介した、フランスで大ヒットした映画「Bienvenue chez les Ch’tis」(シュティの地へようこそ)の中では、このCheutimi語 (またはCh’timi語)が話されています!Ch’tiは正確にいうと、言語ではなくフランス語の中の表現の一つです。なぜChtiという名前がつけられたかと…それは、色んな字の代わりにChが使われているからです!

C の代わりに -> Ch
S の代わりに -> Ch
T とE のある言葉の字の間に -> Ch

EとOの字が消えることが多いのも特徴です!

続いて、こちらは必須のChtimi言葉です!

私:標準語>Moi –Chtimi > Mi
あなた:標準語>T…–Chtimi > Ti
~です :標準語>C’est –Chtimi > Ch’est
これ:標準語>ça –C…mi > Cha
友達:標準語>Ami –Chtimi > Biloute

 

ちなみに、フランスでとても有名な「Tintin(タンタン)」、[Asterix(アステリクス)]や[Lucky Luke(ラッキー・ルーク)]というBD(バンド・デシネ:日本の漫画のようなもの)のキャラクターはChti表現に“翻訳”されている場合もあります。

今度機会があれば、マルセイユの表現を紹介しますね。お楽しみに!

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