香港(中国)を象徴する若者世代「80後」(80后:バーリンホウ)とは?

 

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皆さんの周りにいる人や友達は、どれくらいの年の人が多いですか?

香港では80年代(特に真ん中辺り)生まれの世代を「八十後(80後)」と言います。
上の世代から、「若者が政治や社会問題に関心がない」と言われたことに対して、自分たちを「80後」と自称して、政治などの活動で活躍する人たちが出てきました。
その後、「80後」という言葉の意味が広がって、1980年以後に生まれた人たちを一般的に指す言葉になりました。
今回は、少し真面目なトピックかも知れませんが、香港社会で「80後」がどんなイメージを持たれているか紹介したいと思います。

 

その1:高学歴だけど低給料な世代

香港の今を象徴する「80後」 高学歴・低給料

「80後」は政府の政策のため、全体的に学歴が高いです。
しかし、香港の社会が発展したタイミングより後の世代のため、「80後」はどんなに頑張っても、前の年代の人よりも昇進しにくいです。また、同世代の人のレベルも高くなったので、上の世代より「学歴が高くて、給料が低い」状況になっています。

 

その2:スピード重視の世代

香港の今を象徴する「80後」 スピードとテクノロジー

「80後」の香港人は、テクノロジーが発展してから社会に入ったので、何でもスピードを重要視しています。そのため前の世代よりも仕事が効率的で、知識も豊富で、視野も広いです。ですがその代わりに、長く我慢することができません。今までのやり方や考え方を潰して、自分で作り直したいと考える人が多いです。それが原因で、上の年代の人との争いもあります。

 

その3:中国人の影響を受けている世代

香港の今を象徴する「80後」 中国人の影響

「80後」は今、20代後半~30代前半なので、ちょうど家を買って、結婚して、子供が産まれて…というステップを踏んでいます。
ですが、数年前から香港の家の値段が急に上がってきました。1年で値段が倍になることもあります!そのため基本的に皆、家を買えません。これは、中国人のお金持ちが香港の家をたくさん買っていることが原因です。
他にも、「80後」は中国人の影響を大きく受けています。例えば、子供を産むための病院や、赤ちゃんのミルクなどは、中国人が来るので不足しています。香港は小さいから、たくさんの中国人を受け入れることができないのです。

 

ちなみに「80後」は中国でも使われている言葉です。中国だとちょうど、一人っ子政策が始まってから生まれた世代です。そのため上の世代から「わがまま」「自己中心的」と批判されることもあります。

 

以上が、「80後」世代の主な特徴です。大変なこともありますが、皆希望を持って頑張っていますよ!

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