アッサラーム・アレイクム!Ecomのオルファです。
これまで「バラカッ」「サハッ」といった言葉を使った、アラビア語にしかない表現を紹介してきましたね。今日も、辞書には載っていないアラビア語の表現を説明します!
その1:ユセレム・イディック يسلم ايديك
ユセレム・イディック يسلم ايديكとは主に、料理を作ってくれた人に使います。直訳は「あなたの手が健康になりますように」です。
このままだと少しおかしいですが、ニュアンスは「あなたの手は私のために疲れてしまったので、両手にエネルギーが与えられますように」といった感じです。日本人にとっての「ご馳走さま」と同じように使います。でも、どうして「手」を使った表現なのでしょうか?料理をする時は立ちっぱなしなので、全身が疲れませんか?
実は、アラブ人にとって手は「動くこと」のシンボルなのです。そのため、このような表現になっています。
その2:ラフメク・アッラーフ رحمك الله
このフレーズは、くしゃみをしたときに言います!
意味を直訳すると「神様に助けられました」です。皆さんは、くしゃみをする時にどんな顔をしますか?(笑)
くしゃみをする姿が可愛かったり格好良かったりする人は、まずいないですよね。少なくとも、私は未だに会ったことが無いです(笑)
くしゃみの時はどうしても、変な顔になってしまいますよね。なので、くしゃみをしてから:
الحمدلله
エル・ハムデュ・リラーフ
「神様ありがとう」=変な表情がなくなりました。ありがとう。
そして相手から
رحمك الله
ラフメク・アッラーフ
「神様に助けられましたね!」
というやりとりをします(笑)是非皆さん、使ってみてください^^
その3:ラッビー(/アッラー)・イェシュフィック ربي (الله) يشفيك
الله يشفيك 「アッラー・イェシュフィック」(ربي يشفيك 「ラッビー・イェシュフィック」)は「治してもらいますように」という意味のフレーズです。
この言葉は、相手が病気になったときに使います。普通の風邪にも、重病に対しても使います。どんな時でも良いです。
相手が治るのかどうか、いつ治るのかわからない時に「しょうがないから、神様に頼みましょう」という感じで使います。
その4:ラッビー(/アラー)・イェルハム◯◯◯◯ ربي (الله) يرحم
الله يرحم 「アッラー・イェルハム」(ربي يرحم 「ラッビー・イェルハム」)は、亡くなった人にだけ使う言葉です。アラビア語で「الرحمة ラフマッ」は「慈悲」という意味です。亡くなった人に対して「神様がその人に慈悲をかけてくださいますように」という意味を込めて言います。
アラブ人は、色々な意味で「الرحمة ラフマッ」という言葉を使います。
その5:ラフマッ! !الرحمة
先ほど書いたように、アラビア語ではこの「慈悲」という言葉をよく使います。例えば、大変な仕事をしてクタクタになった時、やっと仕事が終わった時には「!الرحمة ラフマッ!」と言います。これは、アラビア人が本当によく使います。イメージは「ほっとした」という意味で、日本語の「お疲れ様」と同じようなニュアンスです。
「疲れたけど、終わって良かった!」「辛いことが終わって嬉しい。」「今からやっと楽できます」といった感じですね。
本日は以上です。いかがでしたか?
次回も引き続き、アラビア語独自のフレーズを紹介するので、お楽しみに!