アラビア語だけの独特な表現「バラカッ」(後編)

ecom olfa

こんにちは、Ecomアラビア語のOlfaです!

今日は前回の続きで、アラビア語にしかない独特な表現を紹介します。

 

 

その4: البركة فيك(エル・バルカ・フィーク)=「お悔やみ申し上げます」

 

こちらは、非常に注意して欲しい表現です。前回紹介した فيه البركة(フィフ・エル・バルカッ)=「十分です、結構です」という表現と、非常によく似ています。ですが、意味は全然違います!

アラブ人は「バラカッ(恩恵)」は全ての生き物(植物なども含めて)だと考えています。なので、食事の際もその食べ物を全部食べないと、残った部分の恵みを無駄にしてしまうことになります。人間もそれと同じように考えらているので、この表現が使われます。つまり、亡くなった人の分の「神様からの恵み」があなたにもありますように、ということですね。

少し変な感じがするかもしれませんが、誰かが亡くなった時にはこのフレーズが一番よく使われます

 

 

その5:باراك(バーラーク)=男性の名前

 

この人は「神様に恩恵を受けていますよ」と言う意味です!
ちなみに、アメリカ大統領のباراك أوباما バラク・オバマ Barack Obamaの名前は、この言葉から取られています。

 

アラビア語だけの独特な表現(part2)

 

 

最後に、大事なことを言い忘れていました^_^
アラブの挨拶はご存知だと思いますが、省略したり長くしたり、ちょっと変化します。でも、この3種類を覚えればOKです。

★省略バージョン:السلام
エッセレーム(平和)
使い方:やあ、おはよう、またね

 

★普段使用されるバージョン:السلام عليكم
エッサラーム・アレイクム(あなたに平和が)
使い方:こんにちは、こんばんは、さようなら

 

★ロングバージョン:السلام عليكم ورحمة الله وبركاته
エッサラーム・アレイクム・ワ・ラフメット・アッラフ・ワ・バラケーテュフ(神様によりあなたに平和や恩恵が与えられますように)

このような挨拶で、「バラカッ」を使うことが出来ますよ!

 

皆さん、باراك(バーラーク)という言葉の意味はわかりましたか?アラブ人は間違いなく毎日色んな時に使っている言葉です。これを覚えると、アラブ人の考え方が理解しやすくなると思います

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